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頚椎椎弓形成術
「頸髄の圧迫を除去するために脊柱管を拡大すること」
が手術の目的です。

ところが、せっかく除圧したスペースに術後血腫が貯留してしまうと
いわゆる術後急性硬膜外血腫となってしまいます。

処置が遅れると永続的な頸髄損傷に発展してしまいます。
よって早期発見が最重要事項となります。

実際は看護師さんに頼っている


血腫貯留を防ぐために
術後には硬膜外ドレーンを留置して帰室してくることが一般的です。

そして多くの場合、硬膜外血腫に一番早く気づくのは看護師さんです。
なぜか。
それは看護師さんがつきっきりで患者さんの状況を観察してくれているからです。

ドレーンの管理について、看護師さんから質問が多いのでまとめたいと思います。


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サルコペニア
sarcopenia
【語源】ギリシャ語sarx(=flesh:肉)+ penia(=loss, povety:失う)
1989年 Rosenbergにより初めて提唱されました。
原著はまだ読んだことはありません。

加齢に伴って筋力量が減少した状態のことです。

脊椎診療を行っていると、多くの方が悩んでいるように思います。

筋力の低下のため
ふだんの歩行や起居のちょっとした動作の機能も低下してしまいます。



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PCA pumpの記事でも話題にしましたが
やはり脊椎手術後は、創部に強い痛みを伴うことがしばしばです。

基本的にPCA pumpに加えて、
痛み止めを内服したり座薬を挿肛します。
疼痛が強いと痛み止めを継続して使用せざるを得ません。

その中で副作用で心配になるのは胃部症状で、
いわゆるNSAIDs潰瘍と言われるものです。
(NSAIDs: Non-steroidal anti-inflammatory drugs)



MIStで破裂骨折をどこまで矯正整復できるか

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MIStでは激しい破裂骨折に対しては矯正がなかなか困難なので
骨質のよい症例、とくに若年者であれば
シャンツスクリューを用いて矯正固定を行っていました。

ほんとについ先日シャンツスクリューを記事にしたばかりですよね。

MedtronicからSOLERA™のSASというスクリューをご案内いただきました。
SAS: Sagittal Adjusting Screw
スクリューヘッドの中に“スライドサドル”なるものが埋め込まれていて
そこが動いてロッドとつながるという代物です。

従来のPPSは、multi axial screwなので
スクリューヘッドの可動性を保つためには
すこし浮かせた状態で挿入を途中でやめなければなりませんでした。
挿入しすぎると骨と干渉してヘッドが動かなくなることがあるからです。
また、multi axialな分、ロッドの締結は容易ですが、
スクリューのヘッドが動くため力が伝わりにくく、矯正に不利でした。

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清潔なビジネスシャツで好感度がアップする

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肌寒くなってきて衣替えの季節になりましたね。

みなさんはどのような格好で診療をなさってますか?

シャツ
ケーシー
スクラブ

いろいろなスタイルがあると思います。

わたしのポリシーはシャツとネクタイです。
自分にとって、患者さんに礼節を保って対話できる最も清潔なスタイルと思うからです。

脊椎を専門にしておりますと、
初診の患者さんはもちろん調子が悪いから来院されます。
再診であっても予約外の方は、調子が悪くなって来られている方ばかりです。

ヨレヨレ感や疲れ感を出さないように、
そしてなるべく清潔感が出るように
白衣も週に2回はクリーニングに出しています。

がんばって意識しています(笑)

先日購入したシャツの袋の中にこんな記事がありました。

シャンツスクリューでの矯正固定

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20代前半の方の交通外傷です。
右下肢に若干のしびれ感がありました。

L1椎体にもごく軽度のwedgeを伴う椎体骨折を認めますが
問題はL3です。

L3椎体は圧潰が強く、後弯変形を呈しています。
骨片転位も起こっています。

AO type A 3-1の
imcomplete burst fractureです。
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手術では治癒させられない頸髄の損傷

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患者さんは病院嫌いで
1年くらい前から手指、足趾の先端がしびれ
半年くらい前から手袋、靴下くらいの領域までひろがってきて
3ヵ月くらい前から階段で手すりが必要、箸やボタンが不自由になってきて
ついに自宅の床でもうまく歩けないようになってしまいました。

自分で症状の悪化を自覚しているにもかかわらず
病院を受診せず、自宅のなんともない部屋で転んで転倒し、
四肢麻痺となって他院へ救急搬送され、
頸髄損傷の診断で当院へ転送となりました。

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椎体骨折の見逃しがなくならない理由?の考察

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なかなか改善しないという腰背部痛で受診されました。

MRIを撮像すると、新規椎体骨折を認めました。

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骨折の事実を患者さんに伝えると、
「前医ではレントゲンで骨は大丈夫、と言われたんですが」
とのことでした。

MRIをとったら、それは診断がつくだろう、と言われてしまいそうです。
けっして前医を軽んじての記事ではありません。
管理人のこれまでの痛い経験からの椎体骨折診療のポイントを述べたいと思います。

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当法人のリハスタッフは非常に勉強熱心で、
毎週一回、医師と一緒に勉強会を開いています。

担当ごとにテーマを決めて、
スライドとハンドアウトを作成して、
10分から15分程度でプレゼンし、
お互い質疑応答する、
というスタイルの勉強会を
週に一回、ず〜っと継続しています。

現在、さらに知識の共有を高め合いましょうと
法人関連病院のリハスタッフや看護師など対して、
それらの資料を製本化して、配布することを計画しており
本当に頭が下がります。

不勉強な研修医も見習ってほしい、と心の底から思います(笑)

管理人もメンバーとして参加しております。

ある時、リハスタッフに勉強会をしてほしいとリクエストされ、応じたところ、
月に1回、わたしもスライドを作って講義することになってしまいました。
好評であることを願っています(笑)

今回は、腰椎術後の患者さんの件で、画像の読影のポイントを教えてほしい、とのことでした。

リハスタッフは、画像まで見ているのですね。
すごい意欲だな、と感心してしまいます。

しかし、、、難しいテーマです。

何から話していけばよいのでしょう。

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