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骨粗鬆症加療は非常に大事なトピックです。
奥が深くて、理解が難しい。。。

骨代謝マーカーの勉強です。

骨代謝マーカーは骨関連疾患を診断や、骨粗鬆症の治療経過を判定に用いられます。

骨形成マーカー:骨芽細胞が新しい骨を作っている様子を測るマーカー
骨吸収マーカー:破骨細胞が古い骨を壊している様子を測るマーカー

今回は
骨吸収マーカー TRACP-5b
についてまとめます。

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わたしたちは椎体骨折の診療にあたることが多く、骨粗鬆症の加療を行っております。

骨折のリスク評価に、
・骨密度測定(BMD: bone mineral density)
・既存骨折の有無、
・年齢
・転倒リスクの有無
・骨代謝マーカー
などが挙げられます。

開創器Quadrantを使用してみて

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当施設、実は開創器もまだ十分にありません。
Old fashionなゲルピー開創器くらいはありますが、
これで低侵襲手術ができるわけありません。

Medtronicに尋ねると、開創器のデモは4回までOKとのことでした。
そこで、まずMAST QUADRANTを使用してみました。

メドトロニックQUADRANT手技書カタログより001


MIS-TLIF用で、傍正中いわゆるWiltseのアプローチならぴったりでしょう。
カタログや手技書にもそう記載してあります。

今回用いた片側進入両側除圧術では
◯ 傍正中からの侵入なので、棘上や棘間の靭帯への侵襲がほぼない
  侵入側の除圧は容易

しかし反対側になると、、、
✕ 開創器の筒の部分が邪魔してうまく骨を削れない
 開創器の筒が邪魔にならないように、開大させようとすれば
 さらに皮膚切開の延長が必要
 開創器を傾けようとしたけど、椎弓棘突起移行部が邪魔してなかなか傾けられない
 内側にかける開創器にもスパイクがついていて視野を遮るので邪魔

いま、思えば、傾けるときに開創器をすこし抜いてから傾ければよかったかな、と。
しかし開創器が浮くので、その分は手の置き場に困るかもしれません。

一回目ですぐに簡単に使用できて、
これはいいね!何にでも使えるユニバーサルな開創器だね!!
という感じにはならなかったです。

しかし、4回デモができるとのことで、次回も使用してみたいと思います。

次回の使用予定は、すべりを伴うMIS-PLIFです。
また感想を述べたいと思います。

脊椎手術用の骨ノミ、両刃と片刃の好みと使い分けのまとめ

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脊椎手術においての骨ノミについて考えています。

顕微鏡手術下では、いくら刃先が小さくても、柄が大きいとダメということを
前回、嫌というほど認識させられました。

ムラナカの板状骨ノミ、もしくはミズホの板状骨ノミ。
これが馴染みで使いやすいです。
ムラナカはBONIMEDというシリーズでした。
なんの造語?
骨と、、、医療?
1本8000円とのこと。

弘法大師は筆を選ばないというけれど、そこを目指さず鋼製小物を揃えよう。

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今日は、本当に疲れました。
こんな疲れ方はなかなか経験ありません。

異動先の施設で初めて腰椎の顕微鏡下除圧手術を行いました、、、

他科が使用している骨ノミに4,6,8mmの片刃、平刃ががあって、
「これがあれば腰椎手術できるね」なんて、と思っていたのですが、

自分の認識不足で、、、

柄が大きすぎて、顕微鏡下の術野にかぶってかぶって大変でした。46



骨ノミがうまいこと操作できないときのレスキューとして、
脳神経外科備品で非常に小さな最新のハンドピースのソノペットがあったし
Midas Rexのハイスピードドリルを各種取り寄せてありましたので
そちらに移行して手術してもよかったのですが、
来週は、今度は異動先初のPLIFを控えていることもあり、
骨採取のことを考えて、この施設にあるの骨ノミで完遂しようとおもったわけです。

Pepper君がつくる医療の未来のカタチ

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Medical Tribuneの医療ニュースからです。
Pepper君、いよいよ医療に関わってくるのでしょうか??

受付や検査説明を「Pepper君」が行う未来
ロボットの企業活用で展示会

 1月27,28日にベルサール汐留で感情認識ヒューマノイドロボットPepperの法人活用事例などを紹介する法人向けのイベント「Pepper World 2016」(ソフトバンクロボティクス,ソフトバンク主催)が開催され,小売・サービス,受付・トラベル,介護・医療,教育などの業務目的に応じた50種類のPepperが一堂に集結した。今後公開を予定しているものを含め,介護・医療ブースでは受付や高齢者向けのレクリエーションを行なうなど,医療・介護施設での活躍が期待されるPepperのアプリケーション(アプリ)機能が紹介され,多数の来場者の関心を集めた。

患者へ説明や画像の解説をするPepper



 ・未来の介護・医療のブースでは,受付や検査など医療機関での活用を想定したPepperや,在宅で患者の情報を認識しソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を介して関係者と共有するPepper,老人保健施設で高齢者とレクリエーションを行うPepperなどが集った。


 ・待ち時間の不満を解決する受付管理アプリ「Airウェイト」(リクルートライフスタイル)は,ウェブサイトでの混雑状況確認や端末での受付,電話やメールでの通知などを行うもの。このシステムをPepperと連携させ,Pepperによる医療機関での受付業務対応を想定しているという。


 ・MRI検査を行う医療施設向けのアプリでは,待合室で患者に声をかけ,検査内容の説明を行い患者の不安解消を図ることを目的としている(GEヘルスケア・ジャパン)。また,患者の説明に対する理解度や反応を匿名化したログデータとして収集し,オペレーション改善にもつなげる。今後は,個々の患者背景に合わせた情報提供や医療スタッフが立ち会わない医療機器の近くでの活用も想定されるという。


 ・併せて紹介された「エコーの部屋」はエコー検査を受診する妊婦向けにエコー検査の基礎知識やエコー画像を紹介するもので,「体重セーフ?」の項目では,妊娠週数や体重などをタッチパネル操作で回答し,Pepperのチェックを「優しい」「厳しい」から選択できる。「4D画像をみる」の項目では,Pepperが「舌を出してるよ~」などと解説付きで胎児の4D超音波エコー画像を紹介してくれる。医師では聞きにくいソフト面での活躍が期待される。

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ケアネットに興味深い論文が掲載されておりました。

骨転移を契機に整形外科で原発巣を診断した患者を当該診療科にどう引き継ぐか
畑中敬之ら 整形外科と災害外科. 64(1); 155~158, 2015.

これは、ほんとうに苦労致します。

転移なのでstage4です。

当該診療科といえど、積極的な治療の対象となり得ないことがあります。
ともすれば受け入れてくれない可能性があります。

以前、前立腺がん加療中の転移性脊椎腫瘍、前立腺がんのメタで
脊髄症を急性発症され下肢麻痺を生じた患者さんが救急搬送されましたが、
転送先を探しましたがまったく受けてくれません。

医療マンガ“フラジャイル”と血管周皮腫

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皆さん、スキマ時間にどんなことをされておりますか?

管理人は、読書が好きです。

ちょっと恥ずかしい話ですが、
・日本史
・自己啓発本
・資産形成
なんか読むのが好きです。

最近では
・英会話のリスニング
などもしています。

ただ、、、

どれもこれも全然力がついておりませんが(笑)

疲れているときはマンガも読みます。
電子書籍を持ち歩く時代になって、読書がいつでも好きな時にできます。

夜間帯休日帯でのお役立ち情報、レントゲン編。

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腰背部痛がある高齢者の画像オーダーについてまとめました。

この出来事は
夜間の時間外診療
と想定してみてください。

もちろん、救急疾患で大事な冠動脈疾患や、大動脈疾患、膵炎などの内臓疾患等は
全部否定されているものとして、純粋に運動器だけで考えてみてくださいね。

さて、画像1を御覧ください。

痙縮の治療薬、バクロフェンについて

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ITB療法とは、Intrathecal baclofen therapyの略で、
バクロフェン髄腔内投与療法と訳されます。

脊髄損傷や脳血管障害による痙縮の症状に苦しむ患者さんに行う治療法です。

日本では2002年に臨床試験が開始され、2006年4月より保険収載となった治療法です。

バクロフェンを充填したポンプを腹部の皮下に埋め込み、
腹部から背側の皮下に通したカテーテルを腰部脊柱管から直接硬膜内に通して、
髄腔内にプログラムで設定した量のバクロフェンを持続注入します。

バクロフェンについてまとめました。

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