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2016年02月

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はじめに


俳優でタレントの西田敏行さんがベッドから転落し、頚椎の亜脱臼を受傷されたそうです。

四肢に軽い麻痺があるにもかかわらず、テレビ収録されたとのこと。

仕事に対する情熱の強さを感じるとともに、
よい子のみんなは真似しないでくださいね、とも思います。

頚椎の亜脱臼ってなに?

西田敏行さんの回復を祈り、頚椎の亜脱臼についてまとめたいと思います。

MEP(運動誘発電位)モニタリング、ようやく第一歩を踏み出しました。

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新施設でいよいよMEPを導入することができました。
ようやくです。2ヶ月かかりました。
せっかくなので記事にしたいと思います。

はじめに


MEPはmotor evoked potentialの頭文字で、
運動誘発電位と訳されます。

術後に麻痺が生じる可能性がある手術に用います。
術後の運動障害を予防するために
術中から、異常をきたしていないかどうか早期にチェックすることができます。

BKP(経皮的バルーン椎体後弯矯正術)の術前画像での計画図について

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BKP(経皮的バルーン椎体後弯矯正術)の術前の設計図についてまとめました。

はじめに


新しい施設でBKPを指導することにしました。
管理人は、マニュアル作成については
“考えないアタマをつくる原因”
と思ってあまり賛成はしていません。

ただ、まったく知識ゼロでのぞんでくる学生レベル以下の研修医もいるんですよね。。。

どう治療しますか?
この画像に自分なりの作戦を記載してみてください。

黄色靭帯骨化症手術での髄液漏は防げるのか?マイクロ用丸型メスの有用性

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はじめに


本日の手術は黄色靭帯骨化症手術でした。

決して得意ではありません。
いえ、むしろ不得意で、できるならやりたくないです(笑)

なぜか。
なにが嫌なのか。

それは骨化靭帯が完全に硬膜と一体化してしまっていることがあるからです。

ただ、黄色靭帯骨化症もいろいろで、
大きさのわりに硬膜からつるりと取れてしまい、
事無きを得て手術があっさり終わることもあります。

しかし、できればやりたくない、そういう黄色靭帯骨化症もいます。

本日の手術がまさにそのタイプでした。


足のしびれ、足根管症候群について、鑑別に挙がっているでしょうか?

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はじめに


足のしびれによる歩行障害を主訴に来院される方は少なくありません。

原因として

・腰部脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄、腰椎椎間板ヘルニアなど
脊椎由来のもの
・閉塞性動脈硬化症や血栓性血管炎など
血管由来のもの

が代表されますが
治療を受けても、残存するしびれのほとんどは
足首から下のしびれが多いように思います。

絞扼性末梢神経障害のなかに、足根管症候群、というものがあります。

外科手術まで必要かどうか、議論のわかれるところですが、
しびれは、治らないんですよ、とか、老化だから仕方ありませんね、とか
患者さんに言う前に、もっと細かくしびれについて診察するべきと思っております。

前置きが長くなりましたが、足根管症候群について、まとめます。

外部リンク 日本脊髄外科学会HP

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研修医のための症例検討会


この施設でも、症例検討会というものがあるそうです。

研修医のトレーニングのため、
自分が勉強になった症例をスライドでプレゼンする
という企画です。

きっとどの施設でもあることでしょう。

研修医が陥りやすいプレゼンのワナ


本日指導した研修医、見事に研修医が陥りやすいワナにハマり込んでました。

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潜在意識の存在を信じますか?

潜在意識と顕在意識



潜在意識は、心理学者ジークムント・フロイトが発見したとされます。

フロイトは人の意識を三層構造として、
意識、前意識、無意識
に分けて考えています。

この、無意識のことを指して潜在意識とします。
通常、わたしたちが感じることができない意識のことです。

潜在意識に対して、
通常、わたしたちが感じている意識は
顕在意識
と呼ばれます。

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骨粗鬆症加療は非常に大事なトピックです。
奥が深くて、理解が難しい。。。

骨代謝マーカーの勉強です。

骨代謝マーカーは骨関連疾患を診断や、骨粗鬆症の治療経過を判定に用いられます。

骨形成マーカー:骨芽細胞が新しい骨を作っている様子を測るマーカー
骨吸収マーカー:破骨細胞が古い骨を壊している様子を測るマーカー

今回は
骨吸収マーカー TRACP-5b
についてまとめます。

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わたしたちは椎体骨折の診療にあたることが多く、骨粗鬆症の加療を行っております。

骨折のリスク評価に、
・骨密度測定(BMD: bone mineral density)
・既存骨折の有無、
・年齢
・転倒リスクの有無
・骨代謝マーカー
などが挙げられます。

開創器Quadrantを使用してみて

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当施設、実は開創器もまだ十分にありません。
Old fashionなゲルピー開創器くらいはありますが、
これで低侵襲手術ができるわけありません。

Medtronicに尋ねると、開創器のデモは4回までOKとのことでした。
そこで、まずMAST QUADRANTを使用してみました。

メドトロニックQUADRANT手技書カタログより001


MIS-TLIF用で、傍正中いわゆるWiltseのアプローチならぴったりでしょう。
カタログや手技書にもそう記載してあります。

今回用いた片側進入両側除圧術では
◯ 傍正中からの侵入なので、棘上や棘間の靭帯への侵襲がほぼない
  侵入側の除圧は容易

しかし反対側になると、、、
✕ 開創器の筒の部分が邪魔してうまく骨を削れない
 開創器の筒が邪魔にならないように、開大させようとすれば
 さらに皮膚切開の延長が必要
 開創器を傾けようとしたけど、椎弓棘突起移行部が邪魔してなかなか傾けられない
 内側にかける開創器にもスパイクがついていて視野を遮るので邪魔

いま、思えば、傾けるときに開創器をすこし抜いてから傾ければよかったかな、と。
しかし開創器が浮くので、その分は手の置き場に困るかもしれません。

一回目ですぐに簡単に使用できて、
これはいいね!何にでも使えるユニバーサルな開創器だね!!
という感じにはならなかったです。

しかし、4回デモができるとのことで、次回も使用してみたいと思います。

次回の使用予定は、すべりを伴うMIS-PLIFです。
また感想を述べたいと思います。

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