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2016年06月

悪性腫瘍の椎体転移を疑ったときの検査のすすめかた

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はじめに


椎体骨折の原因は、外傷や骨粗鬆症性が大多数です。
しかし他にも感染や炎症性椎体疾患、腫瘍による骨破壊にともなう病的な骨折もあります。

「両下肢麻痺となった胸椎椎体骨折」という紹介がありました。

その時点でイヤな予感がしていたのです。

臨床医が論文を書く意義

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はじめに


わたしの友人は、優れた臨床医ばかりであります。
手術の判断に迷う症例や、実際の手術手技に対する工夫、注意点など
相談すると懇切丁寧に返事を下さいます。

さらに、皆さん、同時に優れた論文筆頭者でもあります。
英文も邦文も、臨床の片手間にしっかり論文化されます。

とにかくすごい医師ばかりです。

そのような臨床医になりたくて、わたしも日々頑張っているのですが
なかなか、簡単には皆に追いつけません。

それでも一歩一歩頑張りたいと思います。

看護記録にみんなで認識できるスケールを用いませんか?

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はじめに


現在の施設に異動して6ヵ月が経とうとしています。

疾患のパンフレットや、手技・手術の同意書などの書類が整ってきました。
ルンバール針やブロック針、手術器具が揃ってきました。

ほぼ何もないところから、少しずつ、少しずつ前進していることを日々実感できています。

電子カルテにも慣れてきました。

看護記録ほかコメディカルの記録に少ない時間で目を通す余裕ができました。

そこで、いまは看護師や運動療法士の先生に病状を共有できるような記載を働きかけています。

まれな腰椎疾患③緊張性脊髄終糸症、脊髄終糸症候群について

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はじめに


本日は、まれな腰痛疾患③です。

緊張性脊髄終糸症、脊髄終糸症候群について取り上げたいと思います。

TFT;tight film terminaleなどともいわれます。

脊髄終糸とは


脊髄終糸とは、
伸び縮みの力がある軟膜が糸状になった組織
で、尾端から尾椎までつながっております。

その役割はまさにハンモックで、脊髄を支えてくれています。

Modic type 1と感染は区別がつかない

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はじめに


MRIは脊椎診療において強力な補助診断ツールです。

ただしMRIの所見は特異的ではなく、そこから鑑別していく必要があります。

何度も何度も悩まされる化膿性椎体椎間板炎の所見です。

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英語で書くのに、忘れてしまいがちなルール

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はじめに


学会シーズンで、抄録作成、スライド作成、論文化のサイクルにハマり込んでしまい、
常に追いかけ回されているような毎日です。

英語論文の作成って、どうして、こうもできないのでしょう。。。
不慣れなことで、いつもいつも“英語論文の書き方”を見直さないとできません。

The Spine Journal 16(2016)462-467
C5 palsy after cervical laminectomy and fusion: does width of laminectomy matter?
を例にまとめてみます。

最近の頚椎椎弓形成術はチタンプレートに落ち着く

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先日、頚椎椎弓形成術を施行いたしました。

頚椎椎弓形成術には片開き法観音開き法があります。
頚椎椎弓形成術を受ける方へ

椎弓の片側を蝶番にして開く方法が片開き法で
椎弓の両側を蝶番にして開く方法が観音開き法です。

電気屋で冷蔵庫の扉をみたらわかると思います。

フレンチドアと片開きドアがありますよね。

フレンチドア:冷蔵庫の両側が蝶番のようにして開くドア(観音開き法)
片開きドア:片側が蝶番になって開くドア(片開き法)
です。

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キャスパー開創器におちつく

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脊椎診療のたちあげに際して、道具を揃えるところから大変な苦労がありました。

さまざまな開創器をトライしてみましたが、なかなか自分の手技とマッチしないのです。

意外と思いましたが、よくよく考えますと、
どの開創器にもそれぞれ作り手の手術への情熱が詰まっているわけです。

この手順では、こう、この向きでは、こう、みたいな。

自分の現在の手技を用いて
さまざまな開創器をトライしてまいりました。

結局、わたしの手技はキャスパー開創器です。

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腰痛疾患における心理社会的要因のスクリーニングの問題

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はじめに


現状のわたしの非特異性腰痛の診療において、
ふだんから考えている大きな問題が2つあります。

ひとつは、「ほんとうに85%が非特異性腰痛なのだろうか」ということ。
もうひとつは「心理社会的要因をどう拾いあげるか」ということです。

先日ポストした、山口大学 鈴木秀典先生の論文
「慢性腰痛(非特異性腰痛)」の治療 脊椎脊髄 29(1): 35-41, 2016
では、

腰痛患者のうち非特異性腰痛と診断されていたもの72%は、診断が可能であり、
どうしても診断が難しいものが28%で、これが真の非特異性腰痛の割合である。
よって腰痛患者の78%は整形外科専門医が詳細な診察を行えば診断が可能である。


と結ばれております。
反省し、腰痛診療をアップデート中です。

そしてもうひとつ、心理社会的要因の拾い上げについても興味を持っていることがあります。

まれな腰痛疾患②SAPHO症候群について

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はじめに


最近、腰痛について深く考えさせられています。

きっかけは
山口大学 鈴木秀典先生の論文「慢性腰痛(非特異性腰痛)」の治療 
脊椎脊髄 29(1): 35-41, 2016
です。

腰痛患者のうち非特異性腰痛と診断されていたもの72%は診断が可能であり、
どうしても診断が難しいものが28%で、これが真の非特異性腰痛の割合である。

よって腰痛患者の78%は整形外科専門医が詳細な診察を行えば診断が可能である。

という結論です。

自分も診断の精度を高めたいと思い、腰痛診療のアップデートを開始しています。

今回はSAPHO症候群についてです。

SAPHO umbrella Clinical Radiology 67 (2012) 195-206
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