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2017年07月

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医事紛争の記事を読んでいると、本当に震え上がります。

今回怖かったのは救急外傷の判例です。
主な部分をかいつまむと、

・車同士の交通外傷
・車は大破
・患者さんには外見上創傷はなし。
・腰部打撲症で整形外科に入院
・入院後ショック状態、造影CT検査で臓器損傷(肝臓)
・受傷後3時間後に出血性ショックで死亡

という内容でした。

初期の診察での評価、入院後の患者さんの病状変化の把握、検査の追加、転院搬送までの時間、
などの時間軸でのポイントが論争されています。

Inlet viewとOutlet viewのまとめ

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はじめに


脊柱変形の治療で、腰椎の前弯の獲得を目指すためにカンチレバーテクニックを用います。

そのために強力なアンカーである腸骨スクリューやSAIスクリューを打つ機会が増えていると思います。

腸骨スクリューは、フリーハンドで刺入する方も多いと思います

たとえ、ストライクゾーンが大きいとはいえ、
逸脱すると臓器損傷、血管損傷のような重篤な合併症を生じてしまいます。

よって、わたしのような半人前はやっぱり透視を用いて刺入するべきだと思います。

透視下に確認するのは、
①Outlet view
②Inlet view
③Tear drop sign
です。

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脊椎診療ならでは、の問い合わせのひとつに
「腰椎椎間板ヘルニアの治療に傷害保険が適応されるか?」
があります。

なぜか入院中にはこの手の相談は受けたことがありません。
退院後に書類係に提出して発覚することが多いように思います。

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日整会広報室ニュースに「関節鏡」というコラムがあります。

含蓄ある話ばかりで、読んだ後には、いつも大変感慨深い気持ちになります。

今回はコミュニケーション不足についてのコラムでした。

コミュニケーションに大切な要素として「笑顔」があります。

笑顔のエピソードは世の中にたくさんあります。
わかっていても、笑顔を絶やさないことはなかなか難しいです。

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以前、杖の患者さんが杖の置き場がないことに困っていると悩んでいたときに、
杖パックンを購入することで解決致しました。



尊敬するお師匠さんの一人が教えてくれた、目からウロコの情報でした。

このブログの収益で3つ購入して、外来ブースに取り付けていただきました。
単純に、自己満足ですが、ブログでの交流が産み出してくれた社会貢献の一つと思って喜んでいます。

ちなみに、病院側からは何も文句は言われておりません。

そして、もうひとつ、どうしても改善したいことがあります。

異なる道場に見学に行き、学ぶ。新しいコブが届きました。

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はじめに


近年の脊椎領域での手術手技の発展はすさまじいものがあります。
新しい技術により、新しい手技が産まれ、新しい道具が次々に出てきます。

刷新されてしまった途端、これまでの手技が旧式となってしまいます。

ただ、変わらない道具たちもあります。
道具は先人たちの工夫の塊で、知恵の結晶です。

自分もなにか世の外科医に役立つ道具を作りたいと思いますが、
不便に思ってもそれを解決する形になかなか具体化できないんですよね。。。

移行措置ですが骨粗鬆症学会の認定医になりました

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脊椎診療の仕事をはじめてからだいぶ年月が経ちました。

と同時に、患者さんの年齢層も一緒に上昇していることに気付きます。

手術を始めた当初のときより比べると平均年齢は10年くらいは上昇しているのではないでしょうか?

その結果、以前よりも骨が脆弱な患者さん、すなわち骨粗鬆症の患者さんを手術する機会が増えていることを実感します。

医局の中でお爺さん医師同士の会話①、ふるさと納税について

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医局でカリカリ調べ物をしていました。

やはり2面モニターは仕事の高率を数倍にあげてくれます。
PCの仕事を快適にするならデュアルモニター化!!

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整形外科医のための英語ペラペラ道場のブログを読んで真似をしてみましたが、ほんとうに最高です。

異動してもこのスタイルは変わりません。

ところで、そんなおり向こう側からの会話に、ついつい耳がダンボになってしまいました。

頭部でステープラー処置があったことはお願いだから、きちんと申し送ってね

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はじめに


場末の救急病院には、夜間や休日にも急患がひっきりなしに来院されるわけです。

このような救急病院に来られて脊椎脊髄外科が担当する急患は、
基本、外傷の患者さんであるので挫傷があれば時間外救急で創処置がすでに行われております。

頭部挫創でステープラーの処置があったことは
主治医にしっかり申し送ってほしいですよね。
という記事です。

BKPのPMMAが心臓へ!?

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はじめに


骨粗鬆症性椎体骨折にBKPを行うことで、疼痛を緩和することができます。
非常に低侵襲で、速効性があり、有用です。

患者さんは、治療直後から改善したことを実感されます。

麻酔科の先生にも、
“術後回診で患者さんが一番喜んでくれる手技ですね”
と言ってもらいました。

しかし、低侵襲イコール安全、というわけではありません。

というのは、PMMAはセメントなので、注入時の挙動をコントロールすることができないのです。

よって、セメント漏出の危険性があるわけです。

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