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20代前半の方の交通外傷です。
右下肢に若干のしびれ感がありました。

L1椎体にもごく軽度のwedgeを伴う椎体骨折を認めますが
問題はL3です。

L3椎体は圧潰が強く、後弯変形を呈しています。
骨片転位も起こっています。

AO type A 3-1の
imcomplete burst fractureです。
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狭窄があり感覚障害があります。
後方の除圧が必要か、前方の再建が必要かどうか、というところですが、
若年者で骨質がよいため
シャンツスクリューを用いて矯正をかけて固定を行いました。
ligamentotaxisによる整復を期待し、除圧は行っていません。

終板損傷の著しいL2/3の関節にPLFを行い
L3/4 motion segmentは温存しています。

骨癒合が得られたら将来抜釘することで可動性が温存されればいいなと思っています。

シャンツスクリューはロッドを挿入していく時点ですでにある程度distractionがかかります。
さらにdistractorを用いて伸延し、高さを正常化させます。
串刺しのスクリューで前弯をつけるようにreductionして固定して完成です。

シャンツスクリューの矯正は強力で、
写真のように非常にしっかりとした矯正が可能です。
これは以前記事にしたMIStではなかなかできないことです。
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