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2015年ももうすぐ終わります。

2015年に手術向上のためにがんばったことが2つありました。

ひとつはXLIFの導入
もうひとつはPELDの導入
です。

XLIFに関しては、2015年に関しては10例行うことができました。
スタッフもだいぶ流れを理解し、モニタリングから体位、手技にと、スムーズに行えています。
XLIF導入の私見 初期症例の適応

PELD;percutaneous endoscopic lumber discectomy
経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術
ですが、
外側ヘルニアでdiscectomyを行ったのが1例
椎間板炎に対して椎間板切除洗浄を行ったのが1例
で、まだまだでした。
やはり導入のハードルが高く感じられます。
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どんなときに内視鏡があれば助かるのか
どんなときに内視鏡でなければならないのか

わたしの理解がまだ不十分なのです。

顕微鏡下椎間板ヘルニア摘出術、いわゆるLove法は、
非常に重要な手術方法で、完成された手技といえます。
確実にヘルニアの症状をとることができます。

Love法での確実性と同等の効果が得られなければ、
なかなかPELDを選択しがたく、
自分の中では、まだまだ学習の余地があります。

・L5分離すべり症の椎間孔狭窄に対する外側除圧
・Love法での再発ヘルニアに対するPELD(Loveとは別アプローチ)
などは、非常に優れた適応であるように思います。

・胸椎OPLLのbeak typeの前方アプローチ(経胸腔)による内視鏡除圧+後方instrumentation
などの症例報告を見ると、これもまた非常に低侵襲な手術であると思えます。
難易度は別ですが、、、

通常の椎間板ヘルニアも、なるべく早期にPELDで加療したいところです。
なんといっても、内視鏡の経皮的手術の低侵襲性はすごいですから。

PELD導入は2016年以降に持ち越されました。
がんばるのみです。
アップルパイの味と外側ヘルニア