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当院での脊髄造影(ミエログラフィー)検査についてのまとめです。

脊髄造影検査ならびに造影後CT検査を行います。検査は1泊2日の入院となります。
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検査の目的


脊髄造影
MRI画像は、あくまで仰向けで寝転んだ姿勢です。私たちは日常で立ったり、
座ったり、前屈みになったり、後ろに反ったり、
と腰をさまざまな姿勢に動かして生活をしています。
よって、痛みが生じる姿勢もさまざまです。
脊髄造影検査では、寝たり、立ったり、いろいろ姿勢を変えて検査を行うことにより、
ある特定の姿勢で神経の圧迫がないかどうかを調べることができます。

脊髄造影後CT
MRIでは検査中、体の動きに影響されて、病変を過大評価してしまうことがあります。
また、小さいヘルニアのような病変は逆に描出できないことがあります。
造影剤を注入した状態で細かくCT検査することで詳細な評価が可能です。

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検査のデメリット


先に述べたとおり検査には有用な部分がありますが、
残念ながら以下のような合併症が起こりえます。
よって検査は日帰りではなく1泊の入院のもと行います。

造影剤アレルギー
アレルギー反応は食物でも植物でも起こりえます。薬剤でも当然起こりえます。
アレルギー反応は事前には予測できません。
かゆみや発疹程度のものから、呼吸困難やショック状態に至るものまでさまざまです。
検査は点滴をしながら行い、不慮の反応に備えます。

出血
注射は22~23Gの細い針を用いるので出血は微量ですが、
・血をサラサラにするお薬
・肝臓の機能の低下
・血液の病気
などあれば出血量が増える心配があるのでお教えください。

感染
注射で感染するリスクは極めてまれですが、
糖尿病や免疫を抑えるお薬、あるいは免疫が低下するような病気があればお教えください。

脳髄液減少症
注射後の針穴から脳脊髄液が漏出すると頭痛や嘔気の原因になります。
検査後に頭をあげると重力で脳脊髄液が注射後の穴から漏れる可能性があります。
2時間安静にしておいてください。
その後も立った姿勢や座った姿勢で症状が出現し、
横になると改善するような特徴の症状があれば脳脊髄液漏出症の可能性があります。
安静臥床にして点滴することで改善する場合がほとんどです。

まとめ


以上、検査の目的と合併症について説明です。