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はじめに


腰椎椎間板ヘルニアに伴う下肢神経痛は非常に激しく
場合によっては救急車で搬送される場合もしばしばです。

即効薬がないところが非常にツライところです。

ただし、ほとんどの症例が内服加療と安静で改善します。

とくにプレガバリン(リリカ)の登場で、
腰椎椎間板ヘルニアを手術する機会が著減いたしました。

これは本当にすばらしい薬だと思います。

ただ、ある程度まとまった治療期間が必要なのがヘルニア治療の難点なところです。

すぐに痛みは取れないのだろうか


就労を休んで入院あるいは自宅療養できる人は
ほとんどいないです。

入院することで仕事ができずに却ってストレスになってしまうような
重責ある仕事をしている方も多いです。

ブロック療法?
ルートブロックをしてみても、椎間板ブロックをしてみても
効果は一時的の場合がほとんどです。

では次は手術?
昨今では経皮的内視鏡による摘出術も増えておりますが
ラーニングカーブや初期投資により
どこでもだれでも出来る手技ではありません。

Disc-Fx®は中間の治療になり得るのか?


低侵襲法のひとつにDisc-Fx®(経皮的ラジオ波椎間板焼灼・摘出術)というものがあります。
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実際効果はどんななんでしょうか?

あまり知られていない手技?道具?だと思いますが
実は、わたしは講習を受けております(笑)。

椎間板ブロックの延長のようなもので、
・透視下に穿刺針を椎間板に患側より刺入
・穿刺針をガイドに3mmの外筒を刺入
・専用椎間板鉗子で椎間板髄核を摘出切除
・Trigger-Flexs®というラジオで周囲を凝固、変性した線維輪を収縮
椎間板の中の圧力・容積を減らすことで、症状を緩和させるのが目的です。

まさに土方の経皮的椎間板摘出術を最近の道具に変換したような手技で、
局所麻酔下で可能な非常に侵襲の小さい手技?手術?です。

Disc-Fx®のメリット、デメリット


メリットは
・傷が小さい
・局所麻酔下
・日帰り手術あるいは1泊2日

デメリットは
・十分な効果が得られるか
・再発の可能性
・感染

といったところでしょうか。

講習を受けた割に、実際にDisc-Fx®を使用したことがないので
効果がどの程度あるのか論じられません。

この2年くらいで徐々に増えてきたそうです。
ペインクリニックでの使用例が多いようです。

椎間板ブロックが効果ある症例には、まずDisc-Fx®の効果が見込まれるとのことでした。

本日のまとめ


腰椎椎間板ヘルニアについて治療法の選択肢が増えれば
患者さん個人個人の社会背景に沿った治療方針をたてていけるはずです。

王道の内服、安静に加えて
・椎間板ブロック、神経根ブロック
・椎間板ブロックが有効ならばDisc-Fx®も選択肢になるか
・PED
・MED
・顕微鏡下椎間板摘出
・PLIF/TLIF(低侵襲法 PPS、CBT)

これらのメリット・デメリットを患者さんのバックグラウンドに合わせて、
個々でもっとも最適な治療法を決めるという流れになるのでしょう。

しかし、Disc-Fx®をチャレンジするか否か、迷っています。。。







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