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無事に脊椎脊髄外科の専門医試験が終了いたしました。

ところで、試験問題集を解いていると、
過去にブログで投じた疑問に関する答えというか、見解が出てきます。
ありがたいことです。

その一つ。
化膿性椎体椎間板炎の抗菌薬の治療期間って?

・一般的には6週間が目安。
・ドレナージ不良の膿瘍がある場合やMRSAが原因の場合、末期腎不全がある場合では延長を考慮する。
ということかな、、、と記事にいたしました。

と、ある研究会で、
起炎菌の同定も行わないまま(!!)
抗菌薬を(ダラダラ)1年半くらい続けています
という発表を聞いて驚愕したことにインスパイアされた記事でした。


化膿性脊椎炎の抗菌薬治療の期間について
試験問題の解答集には
・最低でも3〜4週程度の抗菌薬投与を行うことが推奨される
・3ヶ月の抗菌薬投与を推奨する報告もある
と引用文献を用いて記載されておりました。


個々の症例によるところがあるので、必ずしも絶対、ということはないでしょうが、
ひとつの解答例なので、それに従って治療していきたいと思いました。

もちろん、試験勉強は嫌ですが、問題集の中には日々の疑問に役立つこともたくさんあって
わたしのような雑草としては、試験を受けて良かったと思った次第です。