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はじめに


C1-2の後方固定はinstrumentationの発展により、とてもfamiliarになってまいりました。
変性疾患のみならず、revision、外傷、リウマチ、偽腫瘍、アテトーゼ型脳性麻痺など、多くに適応されることと思います。

Goel & Leheri (1994)
Harms & Melcher (2001)
Tan et al. (2003)


歴史を紐解くとまだまだやっと10数年です。

ところでこんな合併症を経験して参っております。
タイトル通りなんですけれども、、、

症例提示


いわゆる高齢者のハングマン骨折です。
VAが高く、C2 pedicle screwの長さが攻めきれず、C1にまでスクリューを伸延して止めました。

ハングマン骨折の内固定の方法に関する考察
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術1年後CTを眺めていて骨折部の骨癒合得られてよかったよかったと思っていたら、、、

今にも後頭骨に穴が開きそうです。

正直、びっくりしました。
後方固定術を行うにあたり、このような合併症を来すことは思いもよらなかったからです。

術後3〜6ヶ月くらいはNSAIDsなどの処方を要する後頭部痛の訴えがあったのは事実です。
6ヶ月が経過する頃から、訴えはほとんどなくなりました。

とりあえず抜釘までは、頸部の伸展を制限していただいております。

賢人たちがしっかり報告している


そしてすかさず、調べてみると、、、
しっかり報告されております。

しかも本邦から。。。
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後頭骨びらん、と言うようです。

自分の無知を呪います。

すでに経験した達人が、マネしないようにしっかりと報告してくださっているのにも関わらず、起こしてしまいました。

・頭側端はロッド(あるいはフック)がはみ出さないようにする
・ロッドの傾きやヘッドの位置を工夫する
などの対応が必要だと感じました。
特にTan法で刺入するときは、ヘッドが、より頭側に位置するので、注意が必要ですね。。。

本日のまとめ


論文や学会は、先行く賢者たちの知識の結晶です。
研究会・学会参加発表、論文読量、まだまだ未熟、、、

未熟で半端者と痛感いたしました。。。
修行、ただひたすら修行あるのみです。

あらゆる周術期合併症に対するトラブルシューティングが惜しみなく記載されております。
脊椎外科医必読の書です!






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