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はじめに


外来で骨粗鬆症治療を指導するにあたって、患者さんに治療の理解を得るためには、情熱を注いで指導しなければいけませんよね。
ドロップアウトされてしまいますから、、、

前回のビタミンDのトリビアの続きで、
今回はビタミンDの経口摂取と紫外線生成についてです。

ビタミンD生成の方法は二つあります


私たちがビタミンDを体に取り込むための方法は以下の二つです。
一つは経口による直接摂取。

ビタミンDの経口摂取の難しさについては前回記事にまとめました。



もう一つの方法は紫外線照射による生成です。

これが今回の話題です。
「ビタミンD 紫外線」でググるとたくさんの記事にヒットします。
驚きます。
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生成に必要な紫外線はUVBです


ところで、紫外線(地上に達する 290 nm ~ 400 nm の波長域の電磁波)は、
・A領域紫外線(UVA):320 nm ~ 400 nm の波長域の紫外線
・B領域紫外線(UVB):290 nm ~ 320 nm の波長域の紫外線
に分けられています。

UVBは、人体に強い影響力を持つ紫外線とされています。
オゾン層で吸収してくれるのですが、オゾン層破壊で皮膚ガンになる!ということで紫外線=悪という風評が強いですよね。
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ビタミンD生成に必要な紫外線はまさに、そのUVBなのです。

UVBはガラスを通過できませんので、窓ガラス張りのお部屋で日光浴をしてもビタミンDの合成にはつながりません。
無意味です!!

とても大事なことですので、患者さんにはしっかり指導しましょう。

ビタミンDの種類


紫外線照射生成コースでは、コレステロールを使って、皮膚から生成しています。

ときに、ビタミンDは、
・ビタミンD2 (エルゴカルシフェロール)
・ビタミンD3 (コレカルシフェロール)
の総称です。

ビタミンD2は主に植物に多く含まれており、ビタミンD3は動物(主に魚)に多く含まれております。

UVBの照射によって、
・ビタミンD2:
エルゴステロール(植物に存在する)から生成
・ビタミンD3:
7-デヒドロコレステロール (7-DHC) (動物(主に魚です)に存在する)から生成
されます。

ちなみに内服薬のエディロールは、活性型ビタミンD3ですよね。

D2とD3の働きは同じともいわれていますし
最近ではビタミンD3の方がD2よりも2倍程度、働きが強いとする意見もあります。
エビデンスを調べきれませんでした。

ビタミンDの経口摂取と紫外線照射産生、どっちが多いの?


そこで、経口摂取と紫外線照射による生成と、どっちが効率がいいのかな?大事なのかな?ということになります。

実は体内のビタミンDの割合は
経口摂取:紫外線生成=10〜20%:80〜90%
と言います。

そうだったのか!!(汗)

よって、日光浴はとても大切!ということになります。

地域による日照時間(那覇か札幌か、など)や季節(夏か冬か、など)にもよりますが、概ね
週に2〜3回、30〜1時間
くらいあれば十分とされます。

このくらいの日照時間に対して、お肌のシミを気にしてサンスクリーンを塗るなど、骨粗鬆症治療医から言わせると厳禁!!ですね。

それ以上浴びるならば別かもしれませんけれども、、、

本日のまとめ


ビタミンDの産生は経口摂取ももちろん大切ですが、日光浴はことさら大事です。
紫外線のUVBがビタミンDを活性化してくれます。
窓を介した日光浴はだめです。直接浴びましょう。

ビタミンD・・・
知れば知るほどトリビアが多すぎる、、、

記事は続く・・・(たぶん)






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