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はじめに


骨粗鬆症加療薬はどんどん進化しています。

・デノスマブ;プラリア(第一三共)、6か月に1回
・ゾネドロン酸;リクラスト(旭化成ファーマ)、12か月に1回

このような長期に効果が持続する薬剤を処方することで、心配な点があります。
それは、薬剤関連顎骨壊死についてです。




休薬期間に対して明確な答えはない


顎骨壊死予防のため休薬期間をどう設定すればいいのか、現時点では明確な答えはありません。

プラリアにおいては、半減期は1~2か月程度と比較的短く、蓄積性もないため、投与の中止で顎骨壊死が起こりにくいかと思えば、実際はそうでもなく、ビス剤とほぼ同様の頻度で顎骨壊死が起こってしまうことが報告されています。

これはDRONJ(denosumab-related osteonecrosis of the jaw)と言われています。

よって、
BRONJ(B: bisphosphonate ビスフォスフォネート製剤)

ARONJ(A: antiresorptive 骨吸収抑制剤)

MRONJ(M: medecation 薬剤)

というように、ONJの解釈が拡大されてきています。

歯科医師との連携が推奨されている


休薬に対して明確な答えがないため、現在の推奨されていることは歯科医師との連携です。

わたしの電子カルテでは、
「ぷらりあ」
「りくらすと」
と単語を入力すると、
・「プラリア処方、抜歯の予定なし」
・「リクラスト処方、抜歯の予定なし」
と変換されるように登録設定しています。

「抜歯の予定ですか?よくわかりません、、、」
というお返事でしたら、当院には歯科口腔外科があるので、いったん歯科を受診して残歯をチェックしてもらっています。

もちろん、歯科受診している場合には抜歯のような侵襲的処置が必要になったら
必ず骨粗鬆症加療を行なっていることを知らせるように指導しています。

本日のまとめ


骨粗鬆症加療は今後ますます重要になっていくと思われます。
患者さんのためにもこのような連携の手間を惜しんではならないと思っています。








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