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はじめに


まずはこの衝撃のケースレポートのFigureをご覧ください。
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シンジラレナイ!!

C1-2固定後のロッドが後頭骨を突き抜けて、小脳に迷入しています。
英語ではmigrationと表記されております。

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出典はJ Korean Neurosurg Soc 47 : 221-223, 2010からです。
なお、この衝撃の論文はPubMedでフリーでダウンロード可能です。

さらに衝撃なのは、この患者さんはロッドの除去を拒否されている(!)、ということです。

怖くて手術できない・・・


このような写真を見てしまうとわれわれ脊椎外科医は萎縮してしまいます。

どうしてセットスクリューが破損しちゃうんでしょうか?

Implantが信用できなければ、怖くて怖くて使えない、手術できない。。。

ちなみに本論文では使用したインプラントメーカーがしっかり明記されておりますが、このブログではそこは割愛させていただきます。
ご興味ある方は直接ダウンロードされてください。

ほかにも迷入例があるわあるわ、、、


そして、本文中の考察には他にもインプラント迷入例が述べられております。

あるわあるわ、、、
rod migration.001


わたしも過去に後頭骨びらんの症例を提示しました。
後方instrumentationでは、後頭骨びらんにも注意しなければならないです。




このような画像をたくさん見ると、「抜釘」以前に、そもそもの固定手術を薦められなくなってしまいますね、、、

本日のまとめ


手術というか、手技にはあらゆる局面で合併症を想定しておかなければなりません。

合併症の症例報告は自分の経験を共有するためには重要な仕事だと思います。

患者さんが身をもって教えてくださったことを未来の医療に役立てないわけには参りません。

自分も精一杯合併症のない治療に励むとともに、起こしてしまったことを共有していきたいと思います。




あらゆる周術期合併症に対するトラブルシューティングが惜しみなく記載されております。
脊椎外科医必読の書です!








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