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はじめに


以前、LIFのときに、側臥位でPPSが打てたらなあ、、、と願望の記事を書きました。

それが、期せずして、すぐに叶いました!!

なんと、大学の先生を招聘して、側臥位でPPSを打つポイントをご指導いただく機会を得ました。

ブログの力はすごいです!?

もしかしたら、願いはブログで記事にすると叶うのかもしれません(笑)

今回は、その時に、ご指導いただいたコツを記事にしたいと思います。

さらなる工夫あれば、どなたかぜひご教示いただけましたら嬉しいです!

ベッドの設定


右側(ベッド下方)のスクリュー刺入のときに、下位腰椎などで刺入角度が大きいと、ベッドに干渉してしまいます。

そうならないように、工夫が必要です。

ベッドをやや回旋させて体位を固定する。

患者さんの背中側はベッドの真ん中ではなく、やや外側めに。
だだしベッドのサイドレールが透視にかぶると刺入点が見えなくなるので、やりすぎないように

・さらに、スクリュー刺入部位のベッドのマットを布バンで抑え込むようにとめておく。

・その上で、透視を腹側ぎりぎりに近づけて、背中側で刺入に必要なワーキングスペースをつくる。

消毒、ドレーピング前に、一度シミュレーションしておきましょう。

側臥位PPSblog.001

側臥位PPSblog.002


繰り返しになりますが、
・下側のスクリュー刺入角度でベッドに当たらないか?
・正面像でワーキングスペースが確保されているか?
・側面像で、サイドのレールが干渉していないか?

大丈夫であれば、あとはドレープかけて、LIFして、そのまま側臥位PPS刺入!です。

実際の側臥位PPSでは出血の工夫も大事


そして、実際側臥位でPPSしてみると、、、
皮膚が下に垂れる分、皮膚切開は左右対象にはならない。
体幹軸からみて、縦切開よりは横切開のほうが術後の整容はいいかもしれないです。

今回は慣れている縦切開にしました。

・腹臥位ではあまり気になりませんが、側臥位だと皮膚切開からの出血が下に垂れてきます。
なるべく最小切開におさめて、エクステンダータイプのようなもので圧迫止血できるようにしたほうがいいかもしれない。

今回はガーゼを皮膚切開の隙間に詰めてなるべく滴らないようにしていただきました。

・それと、Jプローブからの出血も気になりますね、、、

これも通常の腹臥位では外筒から血が溢れてくることはあんまりないですけれども、側臥位では、内筒を抜くと、血がしたたり落ちてきますね。とくに下側のスクリューは、椎体よりも下側に開口しているので余計そうなるのでしょう。

そこで、
・ディスポの穿刺針を用いているのであれば骨ろうでフタを。
・Jプローブであれば、骨ろうが中につまるといけないので、内筒はできるだけ突っ込んだまま。
だから、Jプローブでは内筒の本数がそれなりに必要、あるいはなにかガイドピンのようなものを切って栓にする?
などの垂れてこないようにする工夫が必要です。

ロッドは下方の右側から入れて、その後上方の左側を挿入するほうがよいようです。
下方右側のほうが入れにくいから、とのことでした。

麻酔科医師や看護師さんの反応は??


今回、手術を終えて、麻酔科の先生や外回りの看護師さんにヒアリングすると、、、

好評でした。

よかったです。

やっぱり体位変換の回数が少ないほうがシンプルだし、麻酔管理としても安全だし、腹臥位はそれなりにリスクが高いので、側臥位で手術を完遂できるのはありがたいと。

看護師もベッドを準備する手間が少ないのはありがたいとのことでした。

総じて手術時間、麻酔時間が短くなります。

本日のまとめ


側臥位でPPSを打つ、、、
スクリューは腹臥位で打つのが当たり前だったのに、、、

エキスパートの病院では、LIFとPPSを同時進行するため、あっという間にLIFが終わってしまうそうです。

本当にすごい時代になったものですね。

固定観念にとらわれず、柔軟に手術方法を開発していけることはとても素晴らしいですね〜!