慢性腰痛症、サインバルタの説明用パンフレットが俊逸
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はじめに
サインバルタが2016年に慢性腰痛症に伴う疼痛の保険適応を取得し、もう2年になります。
確かな効果が得られる内服薬として処方数が徐々に増えてきました。
もともとが「うつ病・うつ状態」の適応薬であるため、導入は少なからずデリケートになります。
痛いと神経も尖ってくる
長期間の痛みを主訴に来院してこられます。
経過が長いため、ほぼ全員、複数の医療機関にかかり、流れ流れ着いて来院されます。
なかには効果がない治療が継続された、と医療不信になっている方もおられます。
そんな背景を有しているのに、無神経に心因的要素を強調してしまうと、問題が起きがちです。
サインバルタの説明パンフレットが俊逸
そこで、このパンフレットを用います。
絵が優しいですし、
「痛みを抑える神経のはたらきを強める薬」
という説明フレーズは患者さんにとって、とてもわかり易いです。
ほかにも、
・階段状に内服薬を増やしていくことが視覚的にわかりやすいこと
・副作用をQ&Aで記載してあり、こちらも説明し忘れないこと
もまとめてあって、ほんとうに俊逸。
本日のまとめ
時間をかけて、丁寧に説明することは、認知行動療法にもつながると思います。
このようなパンフレットを用いて、効率よく大切なことを視覚的に伝える、というのはとても大事な診療の一つです。
そういえば、3月に慢性疼痛治療ガイドラインが作成されましたね。
こちらもアップデートしなければ。
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