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とぜん2020.001

はじめに


発熱や、呼吸苦で来院される救急患者さんの胸に、「わたしは新型コロナウィルス感染症です」とタグ付けされているわけではありません。

最初はコロナとわからずに診断、治療にあたっているわけです。

とくにNsやリハビリスタッフなど患者さんとの距離が近い職種は要注意です。

私のような場末の救急医療機関にいると、いつCOVID-19の影響がでるかわからず、びくびく怯えながらの仕事です。

しかし、そのような性格の病院である以上、いつかはかならず暴露されると思いながら業務にあたっておりました。

感染拡大が懸念される場合に、われわれの脊椎手術は実施すべきなのでしょうか。延期すべきのでしょうか。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う整形外科手術のトリアージについて


わたしたちが執り行う脊椎の手術は、緊急なのか?、といえば、そうではありません。

院内のコロナ感染症が発覚した時点で、オペ室から予定のオペの対応を迫られることになります。

通常は保健所の決定が届いてから、ということになると思いますが、わたしは「キャンセル」で即答しようと思っています。

このような事態では、決断はすぐに伝えられるよう準備しておいたほうが関連部署が動きやすいと考えます。

期せずして、整形外科医のブログ日整会から「トリアージ」指針出る!の記事がアップされておりました。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う整形外科手術のトリアージについて

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一般的な感染対策、手術が制限される状況になった時、整形外科手術のトリアージをどう行うか。

やはり、待機できる脊椎手術は、「延期を検討する」でした。

待機できる、といっても、ほとんどの患者さんが、強い痛みをなんとかしてほしいことが手術の動機なので、
延期!?そんな、たまったもんじゃない!
となりますが、誠実に対応するよりほかありません。

麻痺や歩行障害の進行、血腫や感染、外傷などは、当然待ったなしになりますが、それ以外のオペであれば院内での感染症発覚の現時点では、院内の状況把握を優先すべきだと思います。

基本的に待機手術であれば、医師と患者さんとの信頼関係がしっかり構築されているはずなので、理解いただけます。

むしろ、そのような状況下の院内に、新たに入院してくるほうが危険です。

家族への暴露はどうする?


わたしたちとぜん一家は、院内で発覚することがあれば自分のPCR確認までは、ビジネスホテルなどで待機することにしました。

陽性であれば、肺炎像があれば入院でしょうか、軽症であれば自宅療養の方針になるのでしょうか。

それはそれで自宅に帰りづらいですね、、、

かといって陽性とわかった時点でビジネスホテルなどに泊まることはできません。

わたしは、キャンピングカーで車中泊することはできますが、、、

そこは、決めきれないですね、、、

本日のまとめ


つい先日まで、やっぱり、医師免許って無敵だな、、、と思っていたのですが、認識が甘いことを痛感しました。

コロナが院内で発生すれば、新患、救急、手術が閉鎖されることになり、場末病院は経営方針の変換を迫られます。

不要不急の手術で、春を謳歌していた脊椎外科医の契約更改は今後どうなっていくのでしょうか。

種々のリスクに対して対応策を考えておかないといけませんね。