カテゴリ:
スポンサードリンク
とぜん2020.001

はじめに


自宅待機の子供ちゃんのために、アマゾンポイントを使ってコミックス「鬼滅の刃」を購入しました。

子供ちゃんのために買ったつもりが、私も妻もハマって熟読しています。

もちろん、アニメも数回リピートしてしまいました。

さて、登場キャラクターの中に、
「伊黒小芭内(いぐろおばない)」
という人物がおります。

蛇柱、という役職で、肩に白い蛇を乗せております。
kime6.30


子供ちゃんに、
パパのお仕事にも蛇の紋章が出てくるよ
と軽い気持ちで話したら、まさに蛇のように食らいついてきました。

鏑丸、鎹鴉のかわり、などいろいろ談義はありますが、

こどもちゃん「どうして蛇なの?」

とぜん「さ、さあ・・・」

こちらが提示した紋章についても、調べないと許してもらえそうもなかったので、、、調べてみました。

救急車の模様


210px-Star_of_life2.svg

まず、救急車のマーク

Wikipediaによれば、スター・オブ・ライフ、というのだそうです。

蛇がまとわりついている杖は、「アスクレピオスの杖」といって、この杖を中心に、青い6本の柱がクロスしたデザインです。

杖については後述しますが、この青い6本の柱にもしっかり意味があるそうで、、、

突出した六本の柱には、それぞれ意味があり、「detection」が頂点で以下時計回り。
・detection (覚知)
・reporting (通報)
・response (出場)
・on scene care (現場手当)
・care in transit (搬送中手当)
・transfer to definitive care (医療機関への引き渡し)

救急診療に携わっていたこともあったのに、全然知りませんでした。

元々はアメリカ合衆国運輸省幹線道路交通安全局(NHTSA)により、赤十字との類似を避けて1973年にデザインされたマークで、人命救助に関わる職場で活躍する人々の守り神として、アメリカを中心とした世界中で救急医療のシンボルマークになっている。日本を含む世界各国で救急車の車体にこのマークが描かれていることもしばしば見られる。

Wikipedia、さすが、勉強になりました。

WHOの紋章


o0400040012390713834

そして、WHOの紋章です。

前述の「アスクレピオスの杖」ですね。

妻ちゃんに、ヒポクラテスの杖、で調べてみて、と言ってしまいました(汗)。

完全に「ヒポクラテスの木」との混同でしたね。。。


社団法人日本WHO協会事務局だよりによれば、

「古代ローマで疫病が流行ったとき、アスクレピオスに祈ると、この神は蛇に姿を変えてローマを訪れ、疫病を鎮めた」
という伝説があるそうです。
蛇は脱皮を繰り返すことから、蘇生の象徴とされ、医神アスクレピオスも蛇が絡みついた杖を携えていた、とういことです。
アスクレピオスは、へびつかい座の星として夜空に輝いています。

とのことでした。

へびつかい座、子供ちゃんと一緒に行ったプラネタリウムで何か伝説を話していたのですが、わたしは寝落ちしていました(汗)。
ギリシャ神話では、医師アスクレーピオスの姿であるとされる。アポローンが、うそつきのカラス(からす座)の告げ口を本気にし、誤って自らの恋人コローニスを射殺した。アポローンは、コローニスのお腹にいたアスクレーピオスを取り上げると、彼を賢者ケイローンに預けた。ケイローンに医術を授けられ名医となったアスクレーピオスは、蛇が薬草を死んだ仲間の蛇に与えて蘇らせるのを見て、死者を蘇らせる術を知った。ヒュギーヌスは、へびつかい座が蛇を持っているのはこのためであるとする。死者をも蘇らせるアスクレーピオスは冥神ハーデースの不興を買い、ハーデースに頼まれた大神ゼウスはアスクレーピオスを雷撃で撃ち殺した。これを知ったアポローンは激怒し、雷撃の矢を鍛えた3人のキュクロープスを殺した。ゼウスはアポローンの怒りをなだめるため、アスクレーピオスを天に上げて星座とした。

これまたウィキペディア。

1948年に第一回のWHOの年次総会が開かれて、そのときにこのアスクレピオスの杖を重ねた紋章が国連マークが選ばれたそうです。


軽いノリで子供ちゃんに振ったがために、たいへん勉強になりました。

本日のまとめ


古代ギリシアでは病院を「アスクラビア」と呼び、「9つの医の誓い」のヒポクラテスは、アスクレピオスの子孫だったとされます。

現在のWHOは、中国寄りの態度が非常に多く、「WHO テドロス 風刺」などで検索すると、多くの世界からの風刺画像に出会えます。

チャイナマネーでWHOは傀儡になってしまっており、アスクレピオスに重ねた本来の役割を失っているかのようです。

新型コロナウィルス感染症は、まるでアメリカVS中国の様相。

われわれも医療を適切に展開していきたいのに、現状では医療崩壊に向かっています。

みなでがんばってこの局面を乗り越えていきましょう!