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202004とぜん.001

はじめに


周知の通り、院内でクラスターが発生すると、外来、救急、入院、手術、すべての業務を停止せざるを得ません。

最初からCOVID-19とわかっていて受け入れるのと、通常業務で新患を対応するのではまったく意味が違います。

どのような経路で入ってきたか、掴みそこねることで院内クラスターが発生しています。

しかし、外来診療で、どこまで、どのように対策したらいいのか、なかなか対応が難しいです。

病院玄関の入り口では、
・体温のチェック→熱があれば発熱外来
・手指のアルコール消毒
・マスク着用
を徹底していただいています。

わたしたちの外来ブースレベルでは、なにが出来るかな、、、

とりあえず、外来の問診票をアップデートして、症状の有無をチェック、ということしか思いつかないですね、、、

濃厚接触について具体的な定義が出たので、こんな感じでアップデートしようと考えていますが、いかが思われるでしょう、、、?

受診にあたって


「受診にあたって
新型コロナウィルス感染症対策のため、下記症状がないかご確認ください。

・37.5度以上の発熱
・中等度ー重度の倦怠感
・鼻水、鼻づまり、咽頭痛、頭痛などの気道感染症状
・咳や息切れ、息苦しさなどの呼吸器症状
・嘔気、嘔吐・下痢などの消化器症状
・嗅覚障害
・味覚障害

これら一つでも該当する場合は当日の脊椎外科受診をお控えいただき、内科かかりつけ医や内科専門医を受診してください。
その後2週間受診をご遠慮いただき、症状が改善している場合に受診ください。」

痛みを相談に来ているのに、門前でこれでは、ちょっと厳しいですかね、、、

診察にあたって


「診察にあたって
お互いが濃厚接触者にならないよう、
・感染防護策;マスク(状況によってはフェイスシールド)を着用します。
・距離;触診のときを除いては1m以上を目安にいたします。
・時間;15分を超えないよう心がけます。

ご理解のほどをどうぞよろしくお願い申し上げます。」

・・・やっぱり診察する以上、接触については許してもらわないといけませんよね、、、

これは難しいな、、、

本日のまとめ


お互い濃厚接触にならないように、と診察は相反するので難しいですね。

そもそも、こういうことを理解されない人は受診されませんかね、、、

ちょっとオーバーに考えすぎなのかもしれませんね。

ただ、今や、院内でクラスターが発生すると、すべての業務を停止せざるを得ないので、慎重にせざるを得ない現状もあります。

どこまで対策したらいいのか、なかなか対応するのが難しいです。

ちなみに、手術の同意書にも、コロナの但し書きが必要な気もしています。