手術の同意書にも、新型コロナの但し書き
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はじめに
新型コロナウィルスの一日あたりの新規感染者数が確実に減少しています。
安堵の気持ちもありますが、感染者がゼロになったというわけではなく、病院にはまだ治療中の患者がいます。
ということは感染するウィルスがまだいるということです。
決して、終息したわけではないので、引き続き慎重な行動に心がけましょう。
さて、外来診療の問診票にあわせて、手術の同意書も新型コロナウィルス感染症に対して注意書きが必要かも、、、と思っています。
手術に対する新型コロナウィルス感染症対策について
「【手術を受ける前に】
手術を受ける前に、新型コロナウィルス感染症対策のため、下記症状がないかご確認ください。
□37.5度以上の発熱
□中等度ー重度の倦怠感
□鼻汁、咳などの感冒様症状
□呼吸困難感
□嘔吐・下痢などの消化器症状
□嗅覚障害
□味覚障害
これら一つでも該当する場合は手術をお控えいただき、内科かかりつけ医や内科専門医やを受診してください。
その後2週間経過観察を行っていただき、症状が改善している場合に再度手術のスケジュールを調整します。
【手術を受けたあとに】
術後に新型コロナウィルス感染症が顕在化した場合、急速に呼吸状態が悪化し、最悪のケースに至る例が報告されております。
術後に上記のような症状が出現した場合は遠慮なくお申しください。
迅速に対応するように心がけます。
以上、
できるだけリスクを排除し安全な手術管理ができるよう、ご理解申し上げます。」
こんな感じでしょうか、、、、
術前PCRと胸部CTをはマスト
わたしたちの施設では、全身麻酔手術症例は、緊急時以外は術前PCRと胸部CTが必須の検査となりました。
緊急時だとしても、
・PCR検体をとりつつ手術を適宜すすめていく
・胸部CTは全身麻酔前に極力撮像する
ということになっています。
本日のまとめ
施設によって、扱う患者や、手術の体制は異なることだと思います。
全国の施設の基準から大外れしないように、対策をとって行動していかなければならないと感じます。
このまま終息し、少しずつ移動が解除されもとの生活に戻れるのか、、、
第2波が来て、再度大きな行動自粛が必要になるのか、、、
ウィルスがなくなっているわけではないので、行動が再開すると、やっぱり後者の可能性が大きい。。。
コロナのバカヤロー。。。ですね。。。
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