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カテゴリ:診断・症候・画像

多発性骨髄腫は腰背部痛を訴えて整形外科を初診する

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はじめに


この度、ご縁あり、地域の医師会の医療連携の会で講演する機会をいただきました。

骨粗鬆症関連の会になるため、内科・整形外科開業医中心となりそうです。

この講演で伝えておきたい関心事のひとつとして、

「多発性骨髄腫は腰背部痛を訴えて整形外科を初診する」

を取り上げたいと思っています。

後医は名医。胸椎病変は見逃されやすく、診断がむずかしい。

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とぜん.001

はじめに


胸椎病変は脊椎診療で見逃されがちな領域のひとつです。

胸髄症あるいは胸部の神経根症は、上位ほど典型的な症状?特徴?というものがはっきりしません。

わたしは脊椎診療を専門に掲げている以上、せめて脊椎病変を見逃さないように気合をいれて診療にあたっております。

それでも診断ができず反省ばかり経験するのは過去記事の通りです(涙)。

この症例も診断がつかず、ずいぶん歩行障害が進行してからの来院となりました。

上腹部痛と心窩部痛。この原因は脊椎??

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はじめに


民間の場末の救急施設で診療していると、紹介での救急受診はほとんど参りません。

今回もとてもびっくりした次第なので報告します。

症例提示


60台の男性です。とくに既往や服薬歴のない健常な妻子ある方です。

主訴は上腹部痛。

夕食を終えて、突然痛みだしたそうです。

夜間の急患センターに行き、ペンタゾシン、ラニチジン塩酸塩投与を受けたそうですが、いまひとつ改善が得られないということで救急搬送されました。

搬送中に、上腹部から心窩部にまで痛みが広がってきたそうです。

外科で対応、採血、心電図や胸腹部CTが撮像されましたが、原因がはっきりしません。
憩室炎の診断で観察入院の運びとなりました。

この腰痛の原因、わかりますか??

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はじめに


場末の施設で診療していると、紹介はほとんど参りません。

初療から診察→保存加療→必要あれば手術加療

をひたすら繰り返す毎日です。

こんな腰背部痛を経験して、とてもびっくりした次第なので、報告します。

慢性疼痛のアプローチは画像ではなく、患者さんのADL

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慢性疼痛の治療は困難を極めると感じるのはわたしだけではないと思います。

理由は、複数の要素の関連です。

腰痛を例えると
・椎間関節や筋筋膜、椎間板などの解剖学的な要素
・椎体骨折や骨粗鬆症、後側弯などの変形
・神経根や馬尾などの疼痛発生部位神経
・動脈硬化による血流障害
など複数の要素が考えられます。

そして、これらに
臥位、座位、立位の姿勢変化があったり、前屈、側屈、後屈などの動作が加わり、、、

職業によって個々でまったく異なる動作が加わり、、、

最終的には心理社会的要素まで加わってくるため、正直、手に負えない、と治療を諦めてしまうこともあるかもしれません。

忘れたころに、そして忘れてはいけない、閉塞性動脈硬化症

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はじめに


以前、腰痛が主症状であるASOを経験したことを記事にいたしました。

間欠性の腰痛がメインで、大変驚いた次第です。

そのときの学びは
「ABIは重要」
「CTは血管の石灰化病変や動脈瘤などないか日頃から見るクセをつけること」
ということでした。




腰痛だからといって、いつも腰椎由来というわけではない

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はじめに


腰痛を主訴に来院されたとき、、、、

やっぱり脊椎診療科が初診を担当することが多いです。

最初に気になることは、
それ、ほんとうに脊椎由来なのかな?
です。

整形外科的疾患ではなく、
「非整形外科的疾患による腰痛」
にいつもアンテナを立てておくことが、とても大切なことなのです。

下肢痛を呈する仙骨骨折に注意

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はじめに


高齢化社会に伴い、骨粗鬆症患者が増えております。

骨粗鬆症がゆえに、転倒などの外傷を伴わず、骨折をきたしてしまう症例があります。

脊椎の椎体骨折は比較的診断が容易と思いますが、骨盤骨折はいかがでしょうか。

これまでも、脆弱性骨盤骨折はレントゲンでは診断がつかない不顕性骨折として、注意が必要であることを強調してまいりました。

今回は下肢痛を呈した仙骨骨折が見逃されておりました。



仙骨翼はCTハンスフィールド値も低いので骨折しやすい!!

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はじめに


前回の
見逃しがちな脆弱性骨盤骨折について
の続きです。
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頻度は仙骨骨折がほとんどで、仙骨翼をしっかり評価することが重要だと考えます。



ところで、なぜ、この仙骨翼の部分ばかりが折れるのでしょうか?

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はじめに


じつは脊椎脊髄疾患のなかには、ヒステリー性麻痺(変換症・転換性障害)が紛れ込んでいます。

わたしの肌感覚としては、けっこう多く紛れ込んでいて、手術を考慮するならば、厳しく身体所見をとらないと、のちのちにトラブルの元になると実感しています。

ただ、「これはヒステリー性麻痺」と、どのように診断するのか、、、
これは、とてもとても、とってもむずかしいです。

それに、必ずしもヒステリー性の症状だけではなく、現実には脊椎症状もしっかり発症している患者さんもおられ、両方の要素を含んでいる状況もあり、そう考えると、さらに診断は困難となってしまいます。

脊椎脊髄ジャーナル2018年2月号は非常に含蓄のある内容です。
特集は
「脊椎脊髄疾患と間違えられそうになった症例・疾患」
です。



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