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カテゴリ:外来診療にて

この腰痛の原因、わかりますか??

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はじめに


場末の施設で診療していると、紹介はほとんど参りません。

初療から診察→保存加療→必要あれば手術加療

をひたすら繰り返す毎日です。

こんな腰背部痛を経験して、とてもびっくりした次第なので、報告します。

タンタルのアーチファクトをご紹介(笑)2

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はじめに


けっしてタンタルをディスってるわけではないのです。

先日メダクタのmeetingに参加したときに、Mecta Cのタンタルのアーチファクトが話題にでました。

タンタルといえば、Zimmerのトラベキュラーメタル:TMはどうなんですか?と。

とぜん「うむ、もちろん、そっち(TM)もまあまあ、キテるよ。」
とお答えしました。

こんな感じです。

IMG_20180724_105918


TLIFで片側から2個入れしたんですが、、、
やっぱり、「あら、キレイ」「雪の結晶みたい」ですかね、、、




慢性疼痛のアプローチは画像ではなく、患者さんのADL

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慢性疼痛の治療は困難を極めると感じるのはわたしだけではないと思います。

理由は、複数の要素の関連です。

腰痛を例えると
・椎間関節や筋筋膜、椎間板などの解剖学的な要素
・椎体骨折や骨粗鬆症、後側弯などの変形
・神経根や馬尾などの疼痛発生部位神経
・動脈硬化による血流障害
など複数の要素が考えられます。

そして、これらに
臥位、座位、立位の姿勢変化があったり、前屈、側屈、後屈などの動作が加わり、、、

職業によって個々でまったく異なる動作が加わり、、、

最終的には心理社会的要素まで加わってくるため、正直、手に負えない、と治療を諦めてしまうこともあるかもしれません。

忘れたころに、そして忘れてはいけない、閉塞性動脈硬化症

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はじめに


以前、腰痛が主症状であるASOを経験したことを記事にいたしました。

間欠性の腰痛がメインで、大変驚いた次第です。

そのときの学びは
「ABIは重要」
「CTは血管の石灰化病変や動脈瘤などないか日頃から見るクセをつけること」
ということでした。




腰痛だからといって、いつも腰椎由来というわけではない

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はじめに


腰痛を主訴に来院されたとき、、、、

やっぱり脊椎診療科が初診を担当することが多いです。

最初に気になることは、
それ、ほんとうに脊椎由来なのかな?
です。

整形外科的疾患ではなく、
「非整形外科的疾患による腰痛」
にいつもアンテナを立てておくことが、とても大切なことなのです。

慢性腰痛症、サインバルタの説明用パンフレットが俊逸

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はじめに


サインバルタが2016年に慢性腰痛症に伴う疼痛の保険適応を取得し、もう2年になります。

確かな効果が得られる内服薬として処方数が徐々に増えてきました。

もともとが「うつ病・うつ状態」の適応薬であるため、導入は少なからずデリケートになります。

タンタルのアーチファクトをご紹介(笑)

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はじめに


頚椎前方除圧固定では、最近はもっぱらメダクタのケージ
Mecta-C
を好んで使用しております。

理由は、

・上面が凸に彎曲している「ドームシェープ、前弯5度」

がまさに終板にピッタリコンタクトするからです。

ケージが大きめなのも好みです。




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はじめに


じつは脊椎脊髄疾患のなかには、ヒステリー性麻痺(変換症・転換性障害)が紛れ込んでいます。

わたしの肌感覚としては、けっこう多く紛れ込んでいて、手術を考慮するならば、厳しく身体所見をとらないと、のちのちにトラブルの元になると実感しています。

ただ、「これはヒステリー性麻痺」と、どのように診断するのか、、、
これは、とてもとても、とってもむずかしいです。

それに、必ずしもヒステリー性の症状だけではなく、現実には脊椎症状もしっかり発症している患者さんもおられ、両方の要素を含んでいる状況もあり、そう考えると、さらに診断は困難となってしまいます。

脊椎脊髄ジャーナル2018年2月号は非常に含蓄のある内容です。
特集は
「脊椎脊髄疾患と間違えられそうになった症例・疾患」
です。



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はじめに


コンドリアーゼが2018年5月に薬価基準収載され,8月から発売されたことにより、患者さんへの説明用のパンフレットを作ることにしました。

パンフレットのひな形(自分としてはコレでいいだろうと安易に思ってました)をFace bookページで公開したところ、300人を超す方にアプローチして、驚いている次第です。

そこで、竹上先生から神コメントを頂きました。

感謝の気持ちと反省を込めて、記事にいたします。




外傷性椎間板ヘルニアの確定診断は難しい。画像診断の手がかりはあるのか?

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はじめに


じつは外来で、外傷性頚椎椎間板ヘルニアと診断した患者さんがいます。

しばらく通院がなかったのですが、やっぱり届きました。

担当弁護士からの診断の意見書。。。

タイトル通りなんですが、椎間板ヘルニアを外傷性と診断することはほんとうに難しいんですよね。。。

そして、診断が難しい上に、さらに結果的に書類仕事が増えるのがわかっているので、積極的に治療に関わることに抵抗がある勤務医ばかりではないでしょうか。

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