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カテゴリ:黄色靭帯骨化症

後医は名医。胸椎病変は見逃されやすく、診断がむずかしい。

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とぜん.001

はじめに


胸椎病変は脊椎診療で見逃されがちな領域のひとつです。

胸髄症あるいは胸部の神経根症は、上位ほど典型的な症状?特徴?というものがはっきりしません。

わたしは脊椎診療を専門に掲げている以上、せめて脊椎病変を見逃さないように気合をいれて診療にあたっております。

それでも診断ができず反省ばかり経験するのは過去記事の通りです(涙)。

この症例も診断がつかず、ずいぶん歩行障害が進行してからの来院となりました。

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はじめに


本日の手術は黄色靭帯骨化症手術でした。

決して得意ではありません。
いえ、むしろ不得意で、できるならやりたくないです(笑)

なぜか。
なにが嫌なのか。

それは骨化靭帯が完全に硬膜と一体化してしまっていることがあるからです。

ただ、黄色靭帯骨化症もいろいろで、
大きさのわりに硬膜からつるりと取れてしまい、
事無きを得て手術があっさり終わることもあります。

しかし、できればやりたくない、そういう黄色靭帯骨化症もいます。

本日の手術がまさにそのタイプでした。


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