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はじめに


脊椎外科では術後硬膜外血腫の予防で硬膜外にドレナージチューブを留置します。

疼痛管理のために硬膜外カテーテルを留置することはありません。
なので、硬膜外麻酔のカテーテルのトラブルを経験することはないです。

そんな折に、関連病院から相談がありました。


TKA術後の硬膜外麻酔カテーテル抜去の際に
カテーテルが断裂して脊柱管内に遺残してしまったので
当院に転院して抜去してほしい、とのことでした。

初めてのことで少し驚きました。
わざわざ転院してもらわなくとも、自分が出向きますよ、ということで
万が一椎弓切除することになってもいいように、器具を準備して伺いました。

幸い、小切開でカテーテル先端をすぐに捉えることができました。
今後に活かしたい、と、麻酔科のDrが立ち会ってくださって
可能なら画像を撮像してもらえませんか、ということで
マイクロ顕微鏡下に撮像しながら抜去しました。

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