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低侵襲腰椎前方椎体間固定術(XLIF)について

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腰椎の固定手術治療のひとつである、
低侵襲腰椎前方椎体間固定術(XLIF)
についてまとめました。

手術の目的


変形性腰椎症により椎間板や関節の機能不全が生じると、
腰椎の前後のずれ、左右のずれ、ゆがみをきたして
腰部の神経が圧迫されてしまいます。

すると、腰痛や下肢のしびれ、痛みなどで日常生活が困難となります。

保存加療によって症状の改善を試みるのですが、
どうしても改善が望めない場合は手術加療を行います。

低侵襲腰椎前方椎体間固定術とは、

XLIF術後の左大腰筋の低下

カテゴリ:
XLIF®はlateral approachで行う腰椎の低侵襲椎体間固定術です。

メリットとデメリット


「ダイレーターを用いて大腰筋の筋層をsplitしてレトラクターを挿入して筋組織を牽引する」

後腹膜腔経由で大腰筋に入って椎間板にアプローチするため
最も大きなメリットは、大血管や、尿管を守ることになるのですが、
術後にアプローチ側(主に左)の大腰筋に症状が出現してしまうことがデメリットです。

術中は神経を損傷しないように、運動神経専用のモニタリング装置でチェックします。
ただし、感覚神経や直接的な筋のダメージについてはモニターできないので
開創器が入ったら、
「なるべく早く手術を完遂し、牽引圧迫の時間を短縮する」
ことが一番の回避策になります。

MRIでの2症例の比較


文献的には約20%程度の割合で大腿周囲の筋力低下や感覚障害の訴えがあるとのことです。

また症例が10例超と少ないのでなんとも言えませんが、
1例に術後左大腿が持ち上げにくいとの訴えがありました。

001


術後の7日目のMRIですが、
大腰筋の炎症、血腫や腫脹などの損傷はacceptableと考えました。
むしろ対側(右)の損傷のほうが大きいように感じます。
これは、コブで対側の椎間板線維輪を貫通させた影響です。

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