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胸腰椎破裂骨折の手術治療の方法には正解がない!!

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はじめに


胸腰椎移行部の不安定破裂骨折の治療についてはコンセンサスがなかなか得られず
controversialな領域です

治療方針についておおいに悩むのではないでしょうか?

・前方 or 後方 あるいは前方後方combine
・前方後方なら同時あるいは二期的
・それなら前方から?後方から?

・オープン vs MIS
・in situ vs 積極的なreduction

・椎体形成を追加するかどうか
・骨折椎体にもscrewを入れるか

・instrumentの範囲はshort? long?

・患者の骨質は?
・固定部の隣接椎体の状況は?
・骨折高位は?
・合併症、全身状態は?

など多くのことが加味されます。

これだけ多くのことを考えるので、正解なんてありませんよね。

考えられる限りの要因を熟考した上で、個々に合わせて対応していく
これしかありません。

その上でわたしは若年者で骨質の懸念がない症例は
Medtronic SOLERA; trauma instrument setとsagittal adjusting screwを用いた
short MIStによる整復固定を積極的に行っております。

頚椎損傷,DF2は前方から?後方から?

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DF損傷について


DF損傷とは、Distraction-Flexion injuryの意で、
伸延力+屈曲位での損傷型です。
比較的頻度の高い損傷型で頚椎損傷全体の35%前後とされます。

最近経験したDF2の2症例について私見をまとめます。


2つの症例の提示


片側の椎間関節脱臼;Unilateral facet interlockingを呈しています。
いわゆるDF2: destruction-flexion stage2です。

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まずは頭蓋直達牽引にて整復を試みます。

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