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胸腰椎移行部の前側方アクセス、術後管理が楽になりました

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2021tozen.001

はじめに


胸腰椎移行部の前方アクセスです。

過去は、横隔膜を切開して胸膜外と後腹膜腔をがらんどうにしてアプローチしていました。

横隔膜の麻痺がおこったり、胸水がたまったり、呼吸機能の低下や低栄養に悩まされる症例もございました。

XLIF開創器の登場で横隔膜を袈裟斬りにせずとも、経横隔膜的に開創器をつっこむことで胸腰椎移行部にアプローチできるようになりました。

しかし、だいたい椎体置換することが多い場所です。

いかんせん術野が狭く、やりにくい。

お師匠さんにlateral extra-coelomic approachでいくといいよ、と教わり、実際に手術指導に来ていただき手ほどきいただきました。

胸腰椎移行部へのアクセス。lateral extracoelomic (retropleural/retroperitoneal) approachについて

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2021とぜん.001

はじめに


胸腰椎移行部の前方固定のアプローチは横隔膜の処理を伴います。

先日わたしのお師匠さんを招聘し、
lateral extracoelomic (retropleural/retroperitoneal) approach
についてご指導いただきました。

横隔膜はペラペラで、「丁寧にはがす」とまではいきませんでしたが、ご指導のおかげで大きな問題なく終えることができました。

lateral extracoelomic (retropleural/retroperitoneal) approach
についてまとめておきます。

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はじめに


異動にあたって始めた当ブログ。

日々の気付きをとぜんなるままポストしています。

タイトルの、とぜん、とは管理人の出身の鹿児島弁のひとつ。
わびしい心境というかさびしい雰囲気、みたいな意味です。

漢字では徒然、と書きますので、
方言?なのか、
徒然草にある、つれづれなるままに、、、という言葉がそのまま残った?
のかは、わかりません。

今朝ブログを開くと、突然のアクセス数にびっくりして
何が、どうして?

と思いましたが、検索ワード、#XLIF、が上昇しており
いたましいニュースによる世間の関心の現れ、と理解しました。

XLIF緊急注意喚起

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はじめに


XLIFが本邦に導入されて、5000件を突破したそうです。

すごい現象です。

これま、つまり
・脊椎外科医のこれまでの手術適応を変えた
・行動を変えることができるほど素晴らしい効果がある
といっても過言ではありません。

ところが、件数が増加するにつれていくつか合併症が報告されています。
今回NuVasiveから緊急で注意喚起されました。

出張XLIF、後腹膜腔の理解がまだまだ

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はじめに


側方アプローチ(lateral lumbar interbody fusion: LLIF)
・XLIF extreme lateral lumbar inter-body fusion
・OLIF oblique lateral lumbar inter-body fusion
が本邦に導入されてから多くの脊椎外科医が側方アプローチを選択肢のひとつにするようになりました。

XLIFのindirect decompressionの効果

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個人的には
XLIFの初期症例
脊柱管除圧術後のすべりや不安定性の悪化に伴う椎間孔狭窄
がよい適応と考えています。

今回の症例は
L3/4椎間板変性による後方すべり症です。
L2-3の癒合椎体による隣接椎間障害と考えます。
すべりは立位で悪化し、脊柱管と椎間孔狭窄の症状が出現します。

XLIFの後腹膜腔アプローチの理解のために。後傍腎腔?

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先日、L3/4の椎間板不安定症による両椎間孔狭窄に対して
XLIF1椎間を施行いたしました。

この手技は、後腹膜腔からアプローチします参照
後腹膜腔の解剖をどれだけ理解していますか?

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実は、管理人はあんまりわかっていなかったことがわかりました(汗)。

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