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頚椎椎弓形成術
「頸髄の圧迫を除去するために脊柱管を拡大すること」
が手術の目的です。

ところが、せっかく除圧したスペースに術後血腫が貯留してしまうと
いわゆる術後急性硬膜外血腫となってしまいます。

処置が遅れると永続的な頸髄損傷に発展してしまいます。
よって早期発見が最重要事項となります。

実際は看護師さんに頼っている


血腫貯留を防ぐために
術後には硬膜外ドレーンを留置して帰室してくることが一般的です。

そして多くの場合、硬膜外血腫に一番早く気づくのは看護師さんです。
なぜか。
それは看護師さんがつきっきりで患者さんの状況を観察してくれているからです。

ドレーンの管理について、看護師さんから質問が多いのでまとめたいと思います。