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タグ:頚椎椎弓形成術

最近の頚椎椎弓形成術はチタンプレートに落ち着く

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先日、頚椎椎弓形成術を施行いたしました。

頚椎椎弓形成術には片開き法観音開き法があります。
頚椎椎弓形成術を受ける方へ

椎弓の片側を蝶番にして開く方法が片開き法で
椎弓の両側を蝶番にして開く方法が観音開き法です。

電気屋で冷蔵庫の扉をみたらわかると思います。

フレンチドアと片開きドアがありますよね。

フレンチドア:冷蔵庫の両側が蝶番のようにして開くドア(観音開き法)
片開きドア:片側が蝶番になって開くドア(片開き法)
です。

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頚椎椎弓形成術
「頸髄の圧迫を除去するために脊柱管を拡大すること」
が手術の目的です。

ところが、せっかく除圧したスペースに術後血腫が貯留してしまうと
いわゆる術後急性硬膜外血腫となってしまいます。

処置が遅れると永続的な頸髄損傷に発展してしまいます。
よって早期発見が最重要事項となります。

実際は看護師さんに頼っている


血腫貯留を防ぐために
術後には硬膜外ドレーンを留置して帰室してくることが一般的です。

そして多くの場合、硬膜外血腫に一番早く気づくのは看護師さんです。
なぜか。
それは看護師さんがつきっきりで患者さんの状況を観察してくれているからです。

ドレーンの管理について、看護師さんから質問が多いのでまとめたいと思います。


手術では治癒させられない頸髄の損傷

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患者さんは病院嫌いで
1年くらい前から手指、足趾の先端がしびれ
半年くらい前から手袋、靴下くらいの領域までひろがってきて
3ヵ月くらい前から階段で手すりが必要、箸やボタンが不自由になってきて
ついに自宅の床でもうまく歩けないようになってしまいました。

自分で症状の悪化を自覚しているにもかかわらず
病院を受診せず、自宅のなんともない部屋で転んで転倒し、
四肢麻痺となって他院へ救急搬送され、
頸髄損傷の診断で当院へ転送となりました。

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