タグ

タグ:MISt

経皮的椎弓根スクリューはどの高位まで挿入できる?

はじめに


わたしは積極的に
MISt: minimally invasive spine stabilization
の手技を取り入れています。

代表される手技のひとつに
PPS: percutaneous pedicle screwを用いたPSF: pedicle screw fixationがあります。

透視下あるいはO-armなどのナビゲーション下に経皮的に刺入するもので、
後方のback muscleや靭帯組織などの脊柱支持組織に対する侵襲を最小限に抑えることができます。

出血量や感染症を低減できることが非常に大きなメリットです。

MIS-TLIFのブーメランケージの進歩

カテゴリ:
001


はじめに


MISt; Minimally Invasive Spine Stabilization
最小侵襲脊椎安定術、と訳されることが多いです。

わたしはMISt手技者です。

手術するのであれば、
なんとかMIStでできないか
といつも考えながら作戦を練っています。

先日DePuy Synthesさんより
MIS-TLIFに適したブーメランケージT-PALをご案内頂きました。

自分のこれまでの手技を見直すいいきっかけになりました。

椎体に対する透視の適切な合わせ方

カテゴリ:

はじめに


2面の透視の場所の設定はマスターされたかと思います。
MIStを行うための2面透視のセッティング
脊椎低侵襲手術のためのC-arm2台のセッティングの方法

次は
「椎体に対して透視をどう合わせるか」
です。

実際は、ここが最重要です。

MIStを行うための2面透視のセッティング

カテゴリ:

はじめに


5月になりました。
新人の皆さんが入職して1ヵ月になります。
みなさん、いかがお過ごしですか?

(毎年、一から指導していくのはしんどい部分もありますが)
よりよい医療を職員全員で行うために、精一杯がんばりたいと思います。

いろんなことを早く覚えてほしいです。

本日は、
新しいope看護師さん、放射線技師さん、研修医、専修医にむけて
脊椎MIStにおける2面透視の設定の仕方
についてまとめました。

低侵襲法による脊椎後側方制動術について

カテゴリ:
脊椎骨折の手術治療のひとつである
低侵襲法による脊椎後側方制動術についてまとめました。
“MISt;minimally invasive spinal stabilization”ととも呼ばれる手技です。

手術の目的


椎体骨折の程度が悪いと、じぶんの背骨で体重を支えることができないばかりではなく、
折れた骨が背骨の中を通る神経に食い込んで、

・しびれや痛み、
・麻痺、
・排泄の調整ができなくなる膀胱直腸障害
などの神経障害を引き起こしてしまいます。

後方MIStによるligamentotaxisの効果

カテゴリ:
先日のTrauma Instrument Set®(Medtronic®)の続きです。

術直後のCT変化


矯正整復の後の骨片の術直後の状態です。
脊柱管内を占拠していた骨片が椎体に還納されて、
いい具合に脊柱管内面積を改善させることができました。
001

術前のMRIにて一部硬膜外血腫があって、後縦靭帯の損傷が懸念されました。
矯正整復によるligamentotaxisが十分に効くかどうか心配でした。
そのため、二期的に除圧手術を追加する可能性もしっかり説明したうえでの手術になります。

脊椎低侵襲手術のためのC-arm2台のセッティングの方法

カテゴリ:
お問い合わせがあったので、
脊椎低侵襲術のためのC-arm2台のセッティングの仕方
まとめます。
BlogPaint


手術ベッド


まずベッドはジャクソンテーブル
を使用します。
・放射線透過ベッドである
・ベッド下に支柱がないので透視を自在に入れることができる
という、脊椎手術専用のベッドです。

C-armのセッティング


C-armの2台使用については
お互いが干渉し合あわないように、
異なるサイズのものを使用する

ことが大事なポイントです。

下肢痛を伴う椎体破裂骨折に対するMISt

カテゴリ:
椎体圧迫骨折ということで当科に紹介された患者さんです。

椎体の骨折なので、体動に伴う腰背部痛もありますが、
患者さんの一番の悩みは
座ろうとすると右臀部から下肢にかけて痛みが出現して、
ろくに座れない
もちろん立位もとれない
しかし安静臥床にしていれば下肢の痛みはない
というものでした。

CT、MRI画像では椎体圧迫骨折というよりは
椎体下半分に前壁から後壁にかけての損傷があり、破裂骨折でした。
001


002

椎体不安定性に加えて、
右椎弓根下部の骨片により惹起される神経根症
と診断しました。

保存加療を試みましたが、痛みのためADLがまったく改善されません。

手術することといたしました。
さて、手術は何を、ということですが、

このページのトップヘ

見出し画像
×