ナビゲーションがほしいけどO-armかCios Spinか?

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はじめに


先日、Cios Spinとブレイン・ラボのナビでの手術を見学する機会を得ました。

・・・すごかった。

なんて便利なのでしょう、、、

これまでナビはO-armに偏っていたのですが、意識が変わりました。

ナビは高額なので、購入を諦め、ナビに頼らずとも可能な技術向上を目指して参りました。

でも、やっぱり、ナビゲーションは必要と思いました。

手術の完成度が遥かに上がることは間違いなしです、、、

ナビ、ほしい、、、

いろいろなインプラント業者にナビについてたずねてみると

現状では、

「O-arm」 VS 「Cios Spin」

といった構図のようです。

それぞれの違いについて、とぜんの独断偏見でまとめてみます。



全然知らない滅菌器

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はじめに


滅菌器って値段とか種類って知っていますか?

内視鏡など、複雑で精密な医療機器の進化によって滅菌器にも進化が求められています。

具体的には、低温かつ短時間で滅菌可能な滅菌器が不可欠になっています。

滅菌器、全然知らなかった、、、。

自分でみたことないし、足を運んだこともない、、、

スタッフの皆さんががんばってくれてたことを今更ながら知り、頭が下がります、、、、

ありがとうございます。

フローアブル止血剤の適正使用のお願い

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はじめに


フローアブル止血剤の登場により、止血のアルゴリズムが変わってきました。

今までは神経根周囲や椎体腹側の硬膜外静脈叢からの出血は、丹念にバイポーラーで凝固焼灼したり、トロンビンを浸したスポンゼルで圧迫止血していたのですが、フローアブル止血剤で止血終了、みたいになっております。



このフローアブル止血剤は、長年保険償還されていないとずっと勘違いして、病院経費と思っていました。

償還されると知ったとたん、安心して使用しています。

迅速かつ的確な止血はその後のスムーズな手術の進行、患者さんへの侵襲の低減のうえでとても大事なことです(大義名分)。



そんな折、先日JSSRからお願いが届きましたね。

「ヒトトロンビン含有ゼラチン使用吸収性局所止血剤適正使用のお願い」

腸骨スクリュー入れるときのセッティング

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はじめに


ありがたいことに専攻医が手術に入ってくれる機会が増えています。

今回は骨盤外傷でした。

腸骨にスクリューを刺入したので手順をまとめておきます。

自己学習のきっかけになってくれれば嬉しく思います。

あくまでとぜん式になるので、ほか道場や文献などで各自勉強して更新してくださいませ。



腸骨スクリューは言うまでもなく強力な尾側端アンカーです。

今回のような骨盤輪損傷の後方固定以外にも用います。

例えば、L5/S1偽関節問題の解決策に用います。
ふつう脊椎固定では、L5/S1が固定の最下端になりますが、S1は海綿骨が豊富でスクリューのききが悪く、偽関節になりやすいからです。

ほか、骨盤の矢状面バランスの矯正を得るためにも、この強力な腸骨スクリューのアンカーを使います。

なので、腸骨スクリューは脊椎手術において、非常に重要な役割を担うものです。

開院にあわせて企業とコラボできるのでしょうか

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2021年は開業のための第一歩の年と定め、すでに半分が過ぎてしまいました。

まだまだ具体的なことは表に出せませんが、開業妄想は爆進中です。



新規開業案件をHPで覗いてみると、いろいろなコラボ案件(?)が目にとまります。

たとえば、あるクリニックでは表玄関にシーメンスの表札が一緒に取り付けられています。

設備紹介を見るとCTやMRIがシーメンスで揃えてあり、なにかしらコラボなのかしら、と感じました。

また別のクリニックでは富士フィルム社と画像ソフトを共同開発し、HPで公開しています。

せっかくコロナ禍で開業するなら、既存のシステムからウィズコロナ、アフターコロナを見据えた形で開業したいと妄想中です。

Digital health trend 2021を拝読すると、いろいろな企業が新しい医療の形を目指してさまざまに取り組んでおります。

とてもおもしろいです。ワクワクします。

企業様、どなたがコラボしませんか(妄想)!笑



VBSのバルーンは拡張前からだいぶ長い

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はじめに


本邦でもVBS: vertebrobody stenting systemが始まりました。

骨粗鬆症性椎体骨折における経皮的椎体形成術の市場をほぼ独占している巨人、Kyphon(メドトロニック)にジョンジョンが戦いを挑む構図です。

KMC(MDM/帝人)に次いで3製品目といえます。

KyphonとKMCはバルーンを用いて椎体内を整復します。

VBSはさらにひと手間くわえて、バルーンで整復した椎体が再度圧潰しないようにステントを用いて椎体を支えるもの、となります。

手技は似ているのですが、デバイスのサイズ感がまったく異なります。

とぜん調査員が調査したのでまとめておきます。

とぜん調べ、非公式なので、情報取り扱いにご注意ください笑



コロナワクチン接種と待機手術の時期

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はじめに


最近、外来で多くの患者さんにワクチン接種の予約がとれた、とのお話をいただきます。

となると、ワクチン接種にあわせて手術の日程をいつに調整したらいいのかな、、、

困った、答え持ってなかった、ということで。

日本整形外科学会、日本脊椎脊髄病学会、日本脳神経外科学会、日本脊髄外科学会と巡回しましたが、見つけられませんでした汗。

単純にグーグル先生に「ワクチン 全身麻酔」で聞いてみたら、回答を得ました。

日本麻酔科学会のCOVID-19対策特別委員会から提言が出ております。

mRNA COVID-19 ワクチン接種と手術時期について

なるほど、そうか、さすが、麻酔科学会です。

患者適合型ドリルガイドMySpine、到着までの期間と費用

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はじめに


オンライン、オフライン問わず、わたしはメダクタ社のMySpine MCの大ファンを公言しています。

3Dプリンティング技術から作成される患者適合型のドリルガイドです。

mySpine MCは、CBT用のドリルガイドになります。
もちろん従来軌道でも作成可能です。

①オーダーしてから到着するまでの期間
②費用

についてよくご質問いただきますので、記事にしておきます。
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頚椎前方手術気道管理マニュアルの作成

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はじめに




頚椎前方除圧固定術の気道トラブルは、1%前後に発生するとされます。

非常にまれではありますが、ひとたび気道狭窄がおこれば、呼吸ができなくなるというおそろしい事態を引き起こします。

緊急かつ適切な対応を行わないと低酸素血症に発展し、致命的になってしまいます。

わたしも空飛ぶ脊椎外科医先生のように、頚椎前方除圧固定術を行った当日は気が気でないため、病院に泊まることにしていました。

結果、再挿管を行う症例があり、わたしの能力だけでは対応できなかったので、周術期管理マニュアルを作成することになりました。

高齢者の手術を安全に行うための侵襲の目安

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はじめに


この10年で高齢者に手術する機会がふえています。

わたしも10年分しっかり年を取りましたが、手術を受ける患者さんも平均70歳代くらいだったのが、いまは80歳代くらいになっているという印象です。

合併症なく安全に手術したいのですが、高齢になった分、併存疾患や薬剤の数なども増えており、リスクが高いことは否めません。

高齢者への手術侵襲は少ないに越したことはありませんが、目安ってあるのでしょうか。

合併症を減らすための判断にしている論文がございます。

浜松医大発信のGo Yoshida先生らによる

「Predicting Perioperative Complications in Adult Spinal Deformity Surgery Using a Simple Sliding Scale」Spine. 2018;43:562–570

です。

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