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2015年10月

MIStで破裂骨折をどこまで矯正整復できるか

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MIStでは激しい破裂骨折に対しては矯正がなかなか困難なので
骨質のよい症例、とくに若年者であれば
シャンツスクリューを用いて矯正固定を行っていました。

ほんとについ先日シャンツスクリューを記事にしたばかりですよね。

MedtronicからSOLERA™のSASというスクリューをご案内いただきました。
SAS: Sagittal Adjusting Screw
スクリューヘッドの中に“スライドサドル”なるものが埋め込まれていて
そこが動いてロッドとつながるという代物です。

従来のPPSは、multi axial screwなので
スクリューヘッドの可動性を保つためには
すこし浮かせた状態で挿入を途中でやめなければなりませんでした。
挿入しすぎると骨と干渉してヘッドが動かなくなることがあるからです。
また、multi axialな分、ロッドの締結は容易ですが、
スクリューのヘッドが動くため力が伝わりにくく、矯正に不利でした。

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清潔なビジネスシャツで好感度がアップする

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肌寒くなってきて衣替えの季節になりましたね。

みなさんはどのような格好で診療をなさってますか?

シャツ
ケーシー
スクラブ

いろいろなスタイルがあると思います。

わたしのポリシーはシャツとネクタイです。
自分にとって、患者さんに礼節を保って対話できる最も清潔なスタイルと思うからです。

脊椎を専門にしておりますと、
初診の患者さんはもちろん調子が悪いから来院されます。
再診であっても予約外の方は、調子が悪くなって来られている方ばかりです。

ヨレヨレ感や疲れ感を出さないように、
そしてなるべく清潔感が出るように
白衣も週に2回はクリーニングに出しています。

がんばって意識しています(笑)

先日購入したシャツの袋の中にこんな記事がありました。

シャンツスクリューでの矯正固定

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20代前半の方の交通外傷です。
右下肢に若干のしびれ感がありました。

L1椎体にもごく軽度のwedgeを伴う椎体骨折を認めますが
問題はL3です。

L3椎体は圧潰が強く、後弯変形を呈しています。
骨片転位も起こっています。

AO type A 3-1の
imcomplete burst fractureです。
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手術では治癒させられない頸髄の損傷

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患者さんは病院嫌いで
1年くらい前から手指、足趾の先端がしびれ
半年くらい前から手袋、靴下くらいの領域までひろがってきて
3ヵ月くらい前から階段で手すりが必要、箸やボタンが不自由になってきて
ついに自宅の床でもうまく歩けないようになってしまいました。

自分で症状の悪化を自覚しているにもかかわらず
病院を受診せず、自宅のなんともない部屋で転んで転倒し、
四肢麻痺となって他院へ救急搬送され、
頸髄損傷の診断で当院へ転送となりました。

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椎体骨折の見逃しがなくならない理由?の考察

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なかなか改善しないという腰背部痛で受診されました。

MRIを撮像すると、新規椎体骨折を認めました。

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骨折の事実を患者さんに伝えると、
「前医ではレントゲンで骨は大丈夫、と言われたんですが」
とのことでした。

MRIをとったら、それは診断がつくだろう、と言われてしまいそうです。
けっして前医を軽んじての記事ではありません。
管理人のこれまでの痛い経験からの椎体骨折診療のポイントを述べたいと思います。

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当法人のリハスタッフは非常に勉強熱心で、
毎週一回、医師と一緒に勉強会を開いています。

担当ごとにテーマを決めて、
スライドとハンドアウトを作成して、
10分から15分程度でプレゼンし、
お互い質疑応答する、
というスタイルの勉強会を
週に一回、ず〜っと継続しています。

現在、さらに知識の共有を高め合いましょうと
法人関連病院のリハスタッフや看護師など対して、
それらの資料を製本化して、配布することを計画しており
本当に頭が下がります。

不勉強な研修医も見習ってほしい、と心の底から思います(笑)

管理人もメンバーとして参加しております。

ある時、リハスタッフに勉強会をしてほしいとリクエストされ、応じたところ、
月に1回、わたしもスライドを作って講義することになってしまいました。
好評であることを願っています(笑)

今回は、腰椎術後の患者さんの件で、画像の読影のポイントを教えてほしい、とのことでした。

リハスタッフは、画像まで見ているのですね。
すごい意欲だな、と感心してしまいます。

しかし、、、難しいテーマです。

何から話していけばよいのでしょう。

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先日電子書籍リーダーの話をしましたが、
本日はKindle本の便利な機能をご紹介します。

ハイライトに関してです。

いい言葉だな、上手な使い方だな
とか
学んだことをまとめたり
あとから、紹介したいな
とか
読書していると、読みながらいろいろあると思います。

そんな時に非常に便利な機能です。

下肢痛を伴う椎体破裂骨折に対するMISt

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椎体圧迫骨折ということで当科に紹介された患者さんです。

椎体の骨折なので、体動に伴う腰背部痛もありますが、
患者さんの一番の悩みは
座ろうとすると右臀部から下肢にかけて痛みが出現して、
ろくに座れない
もちろん立位もとれない
しかし安静臥床にしていれば下肢の痛みはない
というものでした。

CT、MRI画像では椎体圧迫骨折というよりは
椎体下半分に前壁から後壁にかけての損傷があり、破裂骨折でした。
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椎体不安定性に加えて、
右椎弓根下部の骨片により惹起される神経根症
と診断しました。

保存加療を試みましたが、痛みのためADLがまったく改善されません。

手術することといたしました。
さて、手術は何を、ということですが、

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NHHプロフェッショナル 仕事の流儀のホームページを閲覧していて
たまたま目についた
人工心臓開発 野尻知里 さん

エネルギーすごいです。
「夢に向かって挑戦し続けることが信念」
なかなか有言実行に移せないです。

著書がありました。
「心臓外科医がキャリアを捨ててCEOになった理由」

・医師
・39歳
・転職
というキーワードが重なり、
思わずワンクリックで購入してしまいました。

「心臓外科医」→「研究者」→「経営者」
と転身されております。

成功の鍵とはなにか?

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