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2015年10月

アンギオ室での神経根ブロックの手技

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下肢痛の責任高位を調べることができる神経根ブロックは、
診断と治療を兼ねた、非常に有用なブロック療法です。

直接的な効果は一時的ではありますが、その間痛みがブロックされ
間接的な効果で比較的長く効果を得られることもあります。

責任高位がわかるので
結果的に手術加療が必要になっても
患者さんも術者も改善するであろう安心感をもって手術するできます。

手技に関しては、一般的には透視室で行います。

Xpで確認しながら
まず、ブロック針を横突起にあてて
すこし引き戻して
だいたい、20°内側、20°尾側に針を傾けて
椎間孔を目指して刺入していきます。

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操作の愛護性にもよるのでしょうが
ブロック針が神経根にあたると

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電子書籍リーダーを新調したいです。

管理人が医者になった時は、海外の文献を得るには非常に苦労がありました。

いまや、文献をPDFでダウンロードしてクラウドで保存して、
いつでもどこでもいろいろなデバイスでアクセスして閲覧できるような
本当に便利な時代です。

脊椎関連であれば
AOSpineに入会することで
主要な海外文献にいつでもアクセスして
文献をPDFでダウンロードが可能です。

ジャーナルをどのリーダーで読むか?

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2013年1月にArgoSpineに参加しました。
パリです。
人生で初の国際学会でした。
それがきっかけで
以来、ほぼ毎年海外の学会に参加しています。

普段日本語で使用しない、
コロンやセミコロン
半角スペース
フォント
など
英語圏での使い方がわからず、
指南書を数冊購入して、
抄録やらスクリプトやらをなんとか書いていました。

ぜんぜん足らないといろいろ調べていると

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管理人は脊椎診療において、
診察に基づく神経所見を得ることがもっとも重要であると思っております。

画像はあくまで補助所見で、
診察で得た所見が、画像での障害高位と一致するかどうかを判断しています。
よって、MRIで圧迫所見があっても、神経所見に一致しない部分は
通常は、その部分は責任病変と判断せずに、単純な退行変性をみているのみと判断します。

腰痛に関しても、XpやMRI画像の椎間板変性のみで
「腰痛の責任病変」と単純には、判断してはおりませんでした。

そんななか、Spine JournalにMRIと腰痛との関連性を示唆した、日本発信の論文がありました。

イラスト(オブジェクト)付きのスライドの作り方

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スタッフと、仙骨骨折の勉強会をいたしました。

その際に、
「どのようにしたら、イラストのスライドが作れるのか」
と本題から外れた(笑)質問を頂きました。
私のスライドを、きれいで見やすいです、と言ってくれたんです。

以前の記事、
プレゼンスライドのデザインにはルールがある
で触れましたが、
まさにその賜物と思い、嬉しくなりました。

わたしはマックユーザーなんで、プレゼンテーションはkeynoteで作成しています。
マックに転身して6-7年くらいと思いますが、
keynoteの直感的な操作性から、もはや離れることはできないです。
(一応必要があるためにPower Pointもインストールしています)

オブジェクトの作成の手順としては、

圧倒的な情熱が圧倒的なエネルギーを産む

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脊椎の痛みを学ぶ会にて


福岡市で開催された
「第5回脊椎の痛みを学ぶ会 in 九州」
に参加しました。

管理人が勝手に敬愛しまくっている、
浜松医科大学整形外科教授 松山幸弘先生
の講演を拝聴するのが一番の目的でした。

とにかく情熱がすごい。
圧倒的でした。

松山先生のエネルギーが聴衆にどんどん注入されていく感じでした。
素晴らしいです。

主に成人脊柱変形の話でした。

骨盤パラメーター


PIに対してLLが減少してしまうと
矢状面バランスが崩れてADLが低下してしまうのですが、
それをいかに手術で適切にもどすか、という
今もっとも興味深いトピックです。

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NASSへGo

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またいずれかの機会で記事にしたいと思っていますが
昨年、
福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター
が主催する
第2回 臨床研究デザイン塾に参加しました。
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衝撃でした。
大袈裟に聞こえると思いますが、
これまでの医師観が変わるくらいの感銘を受けました。

研修生活以外は大学外で過ごしてきた自分は
研究について考えたことはありませんでした。

わたしはほんとうに無学で、
臨床研究という言葉に出会うことなく、医師生活を続けていました。

素通り?無視?だったのかな?

「普段の臨床の中に重要な気付きがある」

一緒に参加した同僚と、
「自分たちの臨床の気付きをデザインして、
国際学会、国際論文にして発信してみよう」
という目標を掲げて福島を去り、一年がたちました。

そして、apply しました!

NASS; North American Spine Society
The Spine Journalを発行する脊髄病学で最も権威ある学会のひとつです。
2015年 Annual meeting @ Chicago
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結果は、、、

残念!!
ダメでした。

でもその行程で培ったものは、しっかり自分の今後に生きていくと思います。

しかし!!

同僚は、acceptされました!!
これは、ほんとうに嬉しいです。

先日、予演をしてくださいました。
自分たちが普段行っている、臨床のこと、その中で気づいたことが
NASSで発表できるというだけで、わくわくします。
論文にもしてくださると思います。

わたしも一緒に参加したかったですが、
同行は若手の後輩に譲って自分はお留守番をします。

頑張ってきて欲しいです。
そして後輩は、その雰囲気を刺激に、今後の臨床に役立てて欲しいです。
自分自身も今回の件を糧にがんばり続けることができます。


下記のおかげで、臨床研究の入り口に立つことができました。
推薦図書です。

臨床研究の道標 7つのステップで学ぶ研究デザイン / 福原俊一

★★★
管理人が医者になって最も感銘を受けました。臨床研究の入り口に立つために必読と思い、推薦いたします。

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