重度痙縮に対する治療、ITB療法について
痙縮に対する治療法である、ITB療法についてまとめます。ITB療法とは
ITB療法とは、Intrathecal baclofen therapyの略です。
バクロフェン髄腔内投与療法と訳されます。
脊髄損傷や脳血管障害による痙縮の症状に苦しむ患者さんに行う治療法です。
日本では2002年に臨床試験が開始され、2005年4月より保険収載となった治療法です。
・背側から腰部椎弓間を経由して、硬膜内にカテーテルを挿入する
・背側皮下から腹側皮下までカテーテルを通す
・バクロフェンを充填したポンプを腹部の皮下に埋め込み