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2016年07月

HAp/Col、Refit®の適切な使用方法について

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はじめに


先日、非常にありがたい講演を拝聴することができました。

脊柱再建手術における生体材料の現状と展望
-OLIF/XLIFを中心に

というタイトルで
埼玉県済生会川口総合病院 整形外科の
新井嘉容先生の講演を伺いました。

その中で、Refitに適切な使用方法があることに触れられました。
目からウロコでしたので、記事にします。

低侵襲法による化膿性椎体椎間板炎の治療戦略

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はじめに


化膿性椎体椎間板炎は非常に困る疾患です。

通常は脊椎は感染しにくい場所です。

なぜ感染してしまうのでしょうか?

キーワードは
・高齢化社会
・易感染性宿主
・内科的合併症を有する患者
です。

そして、このような患者さんだからこそ、
感染しやすい上に、難治性となってしまうのです。

強直性脊椎骨増殖症(ASH)と強直性脊椎炎(AS)の違い

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はじめに


強直脊椎をご存知でしょうか?

強直とは、普段聞き慣れない言葉です。

Wikipediaによれば、
強直(きょうちょく、ankylosis、anchylosis)とは関節部の骨および軟骨の変形や癒着が原因でおこる関節可動域制限のことである。硬直は筋肉が硬くなることであり、強直性脊椎炎、顎関節強直症、舌小帯強直症、筋強直性ジストロフィー等に用いられる。
とあります。

強直脊椎とは、脊椎と椎間板が連続して骨化してしまった状態です。
レントゲンやCT上、脊柱があたかも竹の節のように映るため、bamboo spineなどとも称されます。

骨化しているため本来の脊柱のしなやかな動きがなくなって、一本の柱のようになってしまいます。

原因として、
強直性脊椎骨増殖症(ASH: ankylosing spinal hyperostosis)
強直性脊椎炎(AS: ankylosing spondylitis)
があります。
混同されがちなので違いをまとめました。

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NV M5神経モニターシステムの構成品の自主回収の案内が届きました。

やはりこのような結果になってしまいました。

具体的には
・ダイレーター 6,9,12mm
・EMG刺激シャフト
・MaXcess 4 XLIF電極
とのことです。

厚生労働省からこれらの構成品が神経モニターシステムの付属品の一部として
クラスⅡで認証されていることが不適切だ、
とのお達しがあったそうです。

Zero profileの頸椎前方固定用ケージ 

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04

はじめに


わたしのお師匠様は頸椎前方固定術にあたり全例プレートを用いておりました。

普段からプレートのクセというかピットフォールに慣れておく必要がある
という方針でした。

頸椎前方手術に関しては、その方法を踏襲するのみで
これまであまり頸椎の前方除圧固定用のケージについて
情報のアンテナを張っておりませんでした。

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はじめに


プレゼン用のスライドを英語で作成しないといけないという規定に
発表直前に気がつきました(汗)。

バタバタと英語に作成しなおしています。

絶対に役立つ良書を紹介します。

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会社員には年収に応じて65万~230万円を所得から差し引いて
税金を軽くできる「給与所得控除」というものがあります。

さらに「特定支出控除」というものがあり、経費分を節税することができます。

会社員や公務員も、必要な経費として申告すれば所得税を減らすことができるのです。

これって、勤務医にも適応されるのでしょうか?

無理でしょうね、、、

骨粗鬆症加療に地域連携パスを作ってみよう

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はじめに


異動したてで患者数が少なくて、手術症例が少ないです。
しかしピンチとは感じておりません。

むしろこれまでの外来診療や手術症例ではない入院患者に対する考察に力が入っています。

自分の診療を見直すよいきっかけになっていることを実感できています。

そして、いま感じている課題は骨粗鬆症加療をどうするか、です。

経皮的椎弓根スクリューはどの高位まで挿入できる?

はじめに


わたしは積極的に
MISt: minimally invasive spine stabilization
の手技を取り入れています。

代表される手技のひとつに
PPS: percutaneous pedicle screwを用いたPSF: pedicle screw fixationがあります。

透視下あるいはO-armなどのナビゲーション下に経皮的に刺入するもので、
後方のback muscleや靭帯組織などの脊柱支持組織に対する侵襲を最小限に抑えることができます。

出血量や感染症を低減できることが非常に大きなメリットです。

脊髄造影(ミエログラフィー)は有用性を十分考えてから行う

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はじめに


わたしは脊髄造影(ミエログラフィー)は大切な検査のひとつと位置づけております。

①内服加療で思うような改善が得られず、手術を検討する段階になった
②多椎間病変や他院手術症例、後側弯など脊柱変形などがある

①かつ②の場合には積極的にミエログラフィーで精査しています。

それ以外では有用性を十分に考慮する必要があると思います。
不必要な脊髄造影検査は行ないません。

脊髄造影、ミエログラフィー検査について興味ある記事を読みました。
腰椎の診断にミエログラフィーは欠かせない

まったく同感です。
最近の経験を記事にしようと思います。

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