外来で原発不明癌の転移性椎体腫瘍を診断する機会が増えていませんか?
はじめに
経皮的椎弓根スクリュー
(PPS; percutaneous pedicle screw)
を使用した最小侵襲脊椎安定術
(MISt; Minimally invasive spine stabilization)
は最近、著しく普及しております。
変性疾患のみならず腫瘍・感染・外傷などにも応用されており、
その低侵襲性から今後もますます発展していくことと思います。
あわせて、最近のがん治療の発展もすさまじいものを感じます。
抗癌剤、分子標的薬、放射線療法など、がん治療の進歩です。
がん患者の生命予後は確実に延長してきております。
結果、外来診療をしていると、
頚部痛や、背部痛、腰痛などを主訴に来院し、
骨転移を認める患者が増加していると感じています。