絶対に後屈させたくない頸椎損傷、頸髄損傷の際の挿管器具
はじめに
頸椎損傷、頸髄損傷の手術において
気管内挿管は非常に重要になってきます。
・頸椎が不安定
・頸髄への圧迫が高度
など、ちょっとした後屈が重篤な障害を引き起こしてしまう可能性があるからです。
わたしはいろいろな因果で、麻酔科を7ヵ月ローテーションしました。
初期研修医のころに3ヵ月、
なぜか専門医になってから再び4ヵ月。
専門医になってからのローテーションでは、
当時の麻酔科部長が
「きみは脊椎の専門になるんだから
トラキライトとエアウェイスコープを免許皆伝できるようにします」
と非常にありがたい指導をしてくだいました。
たいへんに感謝しています。