β2ミクログロブリンについて紐解いてみる
はじめに
椎体の骨折を診断する際に
多発性骨髄腫が紛れ込んでおります。
採血にて高タンパク血症や高カルシウム血症があれば
いくらか診断の助けになりますが、
骨病変のみ見ていては診断が遅れがちになってしまいます。
診断が遅れた高齢者の多発性骨髄腫
Punched out lesion、すなわち骨透亮像が
判断しやすいものもあればそうでないものもあり、
積極的に疑って、M蛋白を測定しなければならないと思います。
ところでβ2ミクログロブリンを測定することがあるでしょうか?
わたしはβ2ミクログロブリンは多発性骨髄腫のマーカーかな、くらいにしか思っておりませんでした。
多発性骨髄腫に対してBKPを行う機会がありましたので、少しまとめました。
はっきりいって全然わかっていない(汗)