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2017年03月

アンカーC、ゼロプロファイルの頸椎前方ケージ

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そういえば、ついにアンカーC(Stryker)を用いる機会がありました。

実は、ダネックのanatomic PEEK PTC;pure titanium coatingのケージに目が移って
用いる機会を逸しておりました。

以前、Anchor®-C、使いやすそうだという感想を記事にして、

初回に用いるには、
「骨質が悪くない、一椎体の椎間板ヘルニアによる頚髄症
そしてレベルがC4/5あるいはC5/6レベル」
が非常によい適応だろう、
とまとめました。

Bendini®の、ここがスゴイ!

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はじめに


以前お師匠さんに、DISHの固定はベンディーニが使いやすいと教えていただきました。

ということで今回、初Bendini®を用いて
強直性脊椎骨増殖症の椎体骨折癒合不全症例にたいして
後方PPS固定を行ないました。

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はじめに


平成28年度の確定申告が終わりました。

確定申告を行うことで一番大切なことは、
とぜん一家の一年の支出を勉強することができる
ということです。

この支出をもとに本年度の資産形成の作戦をたてることができます。

右も左もわからずに確定申告をはじめたのが平成25年。
税制を学びながら本格的にしっかり確定申告をするようになったのが平成27年でしょうか。

要領悪いですね〜〜、ほんとに。

手術で愛用する、こだわりの硬性小物ってありますよね

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現在の施設での苦労の一つが硬性小物が揃っていないところです。

これまで脊椎手術を行っていなかった施設なので
当然といえば当然なのですが、、、

整形や脳外科、他科の手術道具で代用できるものはないか?
といろいろ試行錯誤しているのですが、、、

どんな筆でも達筆!
というわけではありませんので、道具がなければやはり困ります。。。

ところで硬性小物、これはトリビアが多い分野です。

Tab式のエクステンダーの流行にあたってのピットフォール

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PPS; percutaneous pedicle screwシステムを用いた
低侵襲なinstrumentationが次第に広まっております。

わたしは初代Sextantの時から使用しているため
それなりにPPSの進化の歴史を経験している節があります。

最近のPPSはエクステンダーがタブ式のものが流行していますね。

わたしの理解、経験では、
VIPER2のX-tab;DePuy、ジョンソン&ジョンソン
が最初だったかな、と。

頼れるインプラントメーカー

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過去に腰椎手術を受けたという患者さんが腰臀部痛、左下肢痛による間欠性跛行で来られました。

平成12年にL4/5変性すべり症に対してPLFを施行されております。
見事に骨癒合が得られており、すべりの進行やL4/5椎間板変性などは認めません。

MRIでは、
L2/3 3/4に中等度から高度の脊柱管狭窄
L5/Sの椎間板変性、椎間孔狭窄を認めます。

診察するといろいろ痛い、いろいろしびれる、左右に移動する、ということで

SpineConnectの活用をみた

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わたしはNASSの会員になっております。

NASS; North American Spine Society
北米最大の脊椎外科学会です。

といっても、年会費さえ払えば会員でございます。

年会費は275$。
現在の相場でいえば31165円くらいでしょうか。

会員になれば、Spine JournalをPDFで閲覧&ダウンロードできるようになります。

Spine Journalのためだけに年会費を払っているようなものです。
いえ、本当のことをいうとNASSに参加したくて、もがいているのです。。。

ところが最近同僚がSpineConnect論文作成前に症例を投稿して
治療のアドバイスをもらった、いう話を伺いました。

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脊椎の矢状面バランスの測定パラメーターについて

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はじめに


そろそろ新人が入ってくる季節です。

現在の職場に異動してきたときに困ったことを思い出しました。

それは骨盤パラメーターが評価困難なレントゲンが多かったことです。

いろいろ放射線科に注文を付けたら
脊椎外科用の撮像法としてわざわざ独立されてしまいました。
なぜ??

きっと、また新人に指導する機会があると思い、作成しました。
もしかしたら放射線科にあるかもしれませんが、、、

いや、場末の病院なので期待せずに、自ら切り拓いて行こうと思います。

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頸椎の後方固定ではpedicle screwが最強の固定力を有します。

わたしは中下位頸椎においても、可能と判断したらなるべくpedicle screwを入れるよう心がけています。
頸椎椎弓根スクリュー刺入の考察

Lateral mass screwと比べて皮膚切開が若干小さくて済むかもしれませんが
pedicle screw刺入には外側への十分な展開が必要なため
往々にして最初の見立ての皮膚切開を延長します。

以前、外傷ケースでC5-6-7とpedicle screwを用いて後方固定しました。

45度くらい傾ければ安全に刺入できた測定ですが、
若年者で筋肉が固くてなかなか至適の角度にスクリューを寝かせられません。

刺入点のみ展開して、外側に別皮膚切開を用いて挿入するという手段もあります。
が、わたしは角度の錯覚を起こしそうと思ったので、
あともう一息展開がんばろう、というところでした。

筋肉が固いと感じたため、筋弛緩剤を入れてもらいました。

しばらく待って、
助手の先生に、
「あ、すこし柔らかくなってきたね。さあ、入れようか。」
と刺入し始めたとき、、、



コブが総腸骨静脈に当たってしまうかも。アドバイスがありがたい。

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はじめに


LLIFが導入され、多くの研究会でさまざまなポイントを聞くことができます。

手技のポイントも当然大切なのですが、
術前評価のポイントも非常に重要なことです。

研究会や手術見学では、
スパインリーダーの手技経験に基づくたくさんのピットフォールを伺うことができて
わたしの少ない経験値を補うことができます。

今日はLLIFを行う際の、コブで対側の線維輪を貫くことについてです。

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