妊娠・授乳関連骨粗鬆症についての考察
はじめに
前回記事で、ドパミン受容体拮抗薬による高プロラクチン血症について考察しました。
向精神薬などドパミン受容体拮抗薬では骨密度低下の関与が考えられております。賛否両論ありますが、、、 とぜんな脊椎外科医のブログ : 向精神薬と骨粗鬆症の関係 https://t.co/6FeeGDtMX7 pic.twitter.com/hRq1OFW2oO
— 四つ葉スパインクリニック (@yotsuba_spine) 2018年1月5日
わたしのメンターから質問が届きました。
パーキンソン病で重度な骨粗鬆症が多いのは、そういう事なんですね。
若い女性の出産後の椎体骨折はイヤですね〜。授乳してるから使用できる薬物も限られ、簡易サポーターとアセトアミノフェンだけの治療をしています。人生で最大の骨強度に達するであろう年齢で、プロラクチンの影響で短期間に骨質の劣化が生じることにも驚きます。
とぜんさんは、若年の産後椎体骨折はどのように治療されていますか?ご教示ください!
今回はその続きで、
妊娠・授乳関連骨粗鬆症
についてです。
次々に椎体骨折が連鎖してしまうんですよね。
以前、わたしの施設でも同様の経験をして、学会で報告いたしました。
関西弁さん、はっきりいって明確な治療方針がないんです、、、
とってもと〜っても難しい問題です。
