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2019年06月

多発性骨髄腫の病的骨折にはBKPでPSの改善に期待できる。BKP座談会を読んで。

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とぜん201903-.001

はじめに


メドトロニックの業者さんから冊子をいただきました。

KYPHON™BKP座談会
多発性骨髄腫による椎体骨折に対するBKP
〜血液内科と脊椎外科の連携の実際〜


これを読んで、とても感動しました。

これまで自分が感じていたことがさらに発展して盛り込んであります。

BKPを治療の選択肢としている脊椎外科医は、ぜひ一読すべき冊子だと思います。

BKPよ、おまえはすでに死んでいる!?

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はじめに


骨粗鬆症性椎体骨折、いわゆる圧迫骨折ですが、これはとてもとても痛いです。

体動困難となって救急搬送されてくる高齢者があとを絶ちません。

痛みで動けずに、寝たきり状態となりズルズルと体力・筋力を失っていく高齢患者を目の当たりにすると、BKPは、ほんとに高齢者に福音となる治療だな、と思うことがあります。

疼痛は保存加療で概ね改善しますが、疼痛がピークのときに、誤嚥性肺炎を引き起こしたり、尿路感染、便秘によるイレウス、ひどいときは褥瘡を作ったりする患者も中にはおられます。

なので、症例によっては早期にBKPを適応したほうがよい症例はあると思っています。




楽天銀行のハッピープログラムが改悪となりましたが!

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とぜん201903-.001

はじめに


やはりといえば、やはりの話なんですが、楽天銀行のハッピープログラムが改悪となりました。

こんなにも素晴らしく、美味しいシステムがいつまでも続くはずがありませんよね。

いずれ改悪されるとは思っていましたが、ついにです。

楽天スーパーポイントがザクザクたまる上に、楽天銀行のスーパーVIP会員に簡単になれてしまう素晴らしい裏技。



それでは、改悪されたために楽天経済圏住民が阿鼻叫喚の事態になっているのか??

実際は、そうではないのかな〜と思っています。

脊髄出血性疾患に遭遇したら、どこまで検査するのが正解なの?

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とぜん201903-.001

はじめに


退行変性がメインの脊椎領域にも緊急の疾患があります。
その代表格は、血管障害です。

出血することもあれば、血管が詰まることもあります。

硬膜外血腫や脊髄梗塞などがありますが、実は、案外知られておらず、診断の遅れが問題になりがちです。

脊髄の出血系疾患に遭遇したら、どこまで、検査していくのが正解なのでしょうか?

診療群別臨床検査のガイドライン 2003を参考にしています(ふ、ふるい、、、あしからず)。
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各社比較。頚椎椎弓形成術片開き用プレートのクセ。

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はじめに


わたしは自分の育った訓練施設の影響で、頚椎椎弓形成術には片開き式を好んで行います。

現在、企業はプレート&スクリュー固定システムを開発するのが流行りのようです。

メドトロニック社のセンターピース®が先駆け、
現在では
・アムテック社のラミノプラスティバスケット®
・Globus/αテックのキャノピー®
・Zimmer/Biometのギャラリー®
が使用できます。

そして、詳細は定かではありませんが、NuVasiveからも片開き式プレートが登場する予定と伺っています。

それもそのはず、、、
だって、償還価格は、たしか、
プレート1枚、42,000円
スクリュー1本、63,400円(固定型スクリュー)
ですから、、、

例えば、4椎弓形成で、プレート4枚、スクリューを3本×4=12本使うと、、、
42,000×4+63,400×12====!!!

う〜〜ん
立ち会いメーカーの心の中で、チャリーン¥チャリーン$と聞こえてきそうです。

一方で、スペーサー1個は3,5000円程度です。

・・・かなり違います。

償還価格はわたしの努力のしようもないことですが、企業がこぞってプレート&スクリュー固定システムを出してくる理由がよくわかります。

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