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頚椎症性脊髄症の進行の判断の基準の一つに
服部の分類
を考慮することは重要なことです。
1970年台の発表です。
山口大学整形外科教授 服部奨先生の業績です。
MRIのない時代の研究で、尊敬してやみません。

服部分類
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Ⅰ期については修正が必要とされております。
現在、手指のしびれは後索の楔状束の障害で説明されます。

いわゆるlong tract signが出現していれば、
服部分類のⅡ型あるいはⅢ型ということになります。
・保存加療では改善がほぼ認められない
とういことと、
さらに
・上肢症状のみならず、下肢にも症状が出現している
という事になります。

ただし、必ずしも上肢から始まるわけではなく、
下肢から症状が出現される方もおります。

どうしてだろう。。。

頚椎と腰椎が両方悪い方も大勢おられます。

だからこそ症例を共有しあって、
日々の臨床に役立てるようなわたしたちの気付きを培っていきたい
と思います。