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MEPをとるにあたり、
適切なモニタリングのためにはいくつチャンネルが必要なのか
最適な数を知りたいですよね。

もちろん多チャンネルであればあるほど
false negativeを減らすことができるでしょうが
現実的には手間がかかりすぎてしまいます。

第13回の脊椎脊髄病研修コースで話された内容です。

日本脊椎脊髄病学会のモニタリング委員会でのまとめでは、
・チャンネル数別の感度、特異度の検討
・チャンネル数別の麻痺期のカバー率の検討
により
モニターの数は、8チャンネル以上がよい
ということになっています。

メモできた範囲では、
導出筋肉によるチャンネル数別の感度と特異度は、
4チャンネル  73% 93%
8 チャンネル  100% 97%
16 チャンネル 100% 95%
だったそうです。

例えば、
頚椎なら deltoid、biceps、ADM + AH(control)
腰椎なら Qd、TA、AH + ADM(control)
両側モニターして、8チャンネルですね!
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MMTで1レベルの筋力低下には、
まだまだ術中モニターの優位性は発揮されておりませんが、
MMTで2レベル以下になることは適切なモニタリングで防げそうです。

これらは技術の刷新によって時代とともに急速に変化していくことなので
これからも常に新しい勉強が必要です。