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引き続きS.G.H:Singapore General Hospitalでの研修記です。

右側臥位でのXLIFの後、腹臥位とし、PPS刺入を行いました。

そのままのベッドを使用して、腹臥位とし、
最初に使用していた1個のC-armを使用して
PPSを刺入していました。
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手術前にオペ室の設備を見学したときに、
廊下にジャクソンテーブルが、
別室にO-armがあったのですが、、、

なんでも1椎間くらいのPPSであれば、
O-arm navigationのセッティングがかえって煩雑だから、
C-armひとつで十分、とのことでした。

しかし、その代わりというか、
NuVasive®のNVM5®の筋電図モニタリングシステムを用いて
安全性を高めておりました。

NuVasive®のPPSには、
タップや、スクリュー挿入時に、free run EMGを設置できるため、
仮に椎弓根の内側をぬいても、モニターが反応するのです。
NVM5®に、I-PAS™Ⅲを組み合わせる)
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われわれの施設ではPPSの刺入に
ジャクソンテーブルとC-arm2個使いの2面モニターで、
モニタリングなしに行っておりました。

それはそれで、ひとつの完成された手技と思っておりましたが、
工夫ひとつで、また違う方法でもPPS刺入が可能であることがわかり、新鮮でした。

施設見学は、論文や学会では決して学べないことがあります。
今後も積極的に他施設の見学に行きたいと思います。