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はじめに


先日臨床研修医の壮行会がありました。

現在の職場に異動してまだ日が浅いですが、
夜間の当直等で、お世話になったのでわたしも参加致しました。

何を資料に勉強するのか


当直や日々の仕事の苦労話を聞かせてくれました。
そして、勉強の話になりました。

ちょっと衝撃的でした。

なにが、衝撃だったかというと、
「インターネットで調べたらたいていのことがわかりますよ!」
「ブログ書いてる人がいて、けっこう参考になりますよ」
なんて教えてくれたことです。

え!?
教科書や文献はあまり参考にしないの?

インターネット学習


今や、研修医は、
時間があるときに教科書を読んで、
スキマ時間にインターネットで調べるのだそうです。
文献検索はあまりしない、と言っていました。

PubMedや医中誌はあまり利用しないんだそうです。
(本気か?)

そして白衣すらipadがポケットに入るようにデザインされているのだとか。

この現施設だけなのかな?
前の施設ではあまり研修医に関わっていなかったので、、、

とにかく、それはどうなのかな〜と。

かくいうわたしもブログに臨床現場の気づきを記事にしておりますが(笑)

しかし、ブログの内容を読んで診療など論外です。

そんな発想はありませんし、免責事項にあるように、危険だと思います。

研修医に責任を持たせない現在の臨床研修制度の悪の産物、とつくづく思います。

勉強の機会を奪われている?


結局、上級医や指導医が治療にあたるため、
研修医にいわせれば、ある意味
勉強の機会を奪われている
という言い方もあるのかもしれません、、、

違う施設では違う勉強の仕方があるのでしょうが、、、ちょっと衝撃でした。

実際教科書の知識はすでに古い


彼ら研修医は、壮行会がおわり、来月からは新天地で主治医になります。
が、突然文献検索に目覚めるわけではありません。

教科書やテキストを購入するか、医局の図書室に用意されている教科書を読むかと思います。

しかし、教科書といっても、実際は古い知識です。

なぜならば、教科書が手元に届くまでに
①文献が掲載される
②賛否
③それをもとに教科書を作成
④編集
を経てやっと世にでるからです。

とくに邦文の教科書の知識は古いものでしょう。

新しい知識を得るためには


新しい知識としては
①学会に参加、とくに国際学会
②文献
③教科書
の順でしょう。

上級医の経験の耳学問は、役に立つことばかりですが、決して一番ではありません。

そして、ネットに掲載されているブログ類は信憑性に問題があります
(すみません、自らブログしていながら、こう書くのもなんですが)

わたしの場合ですと、日々の気づきを記事にするのに、
インプットした情報のせいぜい1,2割くらいの内容ではないでしょうか。

さいごに


責任ある診療をめざせば、google先生に頼るような診療にはならないでしょう。

卒業する研修医の皆さん、研修お疲れ様でした。
がんばって主治医になってください。
わたしも頑張り続けます。

そして新研修医には勉強の仕方から教えようと思いました。

脊椎診療はAOSpineの会員になることをおすすめします。
なぜならば、現時点で、主要オンラインジャーナルのPDFダウンロードが無制限だからです。
いつ、このサービスが終わるかはわかりませんが、少なくとも4年くらいは大丈夫でした。

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★★★
手術解剖学のバイブル。整形外科医の机には必ず置いてあるのではないでしょうか!?