posterolateral approachにおけるsafety triangle
スポンサードリンク
はじめに
posterolateral approachについてです。
その際に重要なsafety triangleについて図にまとめました。
いわゆる椎間板造影/ブロックの時のアプローチで、
・経皮的椎間板掻爬ドレナージ
・PED;経皮的内視鏡椎間板摘出術
などに応用することができます。
アプローチ
術前CTで
・皮膚の刺入点
・上関節突起にあたるまでのだいたいの距離
・刺入角度
・進入路と腸骨稜との関係
を測定しておきます。
透視の設定のポイント
上関節突起の位置が重要です。
椎間板の腹側1/3から1/2くらいになる角度に合わせます。
L4/5ならだいたい45-50度くらい斜位にふれば上関節突起がいい位置にきます。
なぜ上関節突起で位置合わせをするかというと
刺入のsafety triangleに重要だからです。
safety triangle
safety triangleは、
・神経根の背側
・上関節突起腹側
・横突起下位椎体上縁
に囲まれた三角形のことです。
ここにはおそらくルートがいない、ということです。
ブロック針が挿入された図
斜位でみるとブロック針はほぼ点の状態となっているのがわかると思います。
本日のまとめ
posterolateral approachに重要なsafety triangleについてまとめました。
椎間板造影・ブロックは
透視室で患者さんを動かしながら行うよりは
すこし手間がありますがangio室で透視を動かしながら行うほうが
より安全で患者さんの負担が少ないと思います。
何かのお役に立てれば幸いです。
@yotsuba_spineさんをフォロー
コメント