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ファイル 2016-06-21 18 26 54


はじめに


学会シーズンで、抄録作成、スライド作成、論文化のサイクルにハマり込んでしまい、
常に追いかけ回されているような毎日です。

英語論文の作成って、どうして、こうもできないのでしょう。。。
不慣れなことで、いつもいつも“英語論文の書き方”を見直さないとできません。

The Spine Journal 16(2016)462-467
C5 palsy after cervical laminectomy and fusion: does width of laminectomy matter?
を例にまとめてみます。

スペース


スペースキーって日本語にとって、独特ですよね。
まず使用しないのに、なんで、こんなに大きなキーが
親指の一番タッチしやすいところを占拠しているのでしょうか。

英語に変換??(笑)

私たちの使用する日本語にはスペースの概念がありません。

なんでも、スペースには単語と単語を区切る重要な役割があるのだとか。

いまひとつぴんとこないルールです。

: (コロン);(セミコロン),(カンマ) .(ピリオド) の後に、スペース

スペースなし、前にスペース、前後ともにスペース、は間違い。

◯Lateral mass screws, pedicle screws, and rods were used for instrumentation using a standard midline posterior approach.

スペースは後ろ。

不等号、プラスマイナス、P値など


不等号、P値は一つの単語としてみなされる、とのこと。

よって、前後にスペースを入れない(ことが多い)。

かっこ


かっこを使う場合は、かっこの外側にスペースをつける。
ただしかっこで終わるときは、そこにはスペースは不要。

◯There was no significant difference in mean width of laminectomy at C5 in patients with C5 nerve palsy (23.1±2.2 mm) and the control group (23.3±2.5 mm, p=.782).

他にも、一単語とみなされる場合は、スペースは入れない。

たとえば、学位 M.D., Ph.D.
文献 Spine J 2014;14:57-64
比 3:4
など。

コロンは“イコール”、セミコロンは“アンド”の意味で用いる
◯No intraoperative complications are apparent; yet, the patient is left with a disabled upper extremity in the postoperative period.

これ、けっこう混同しますよね。
イコールで書き直せるならコロン
アンドで書き直せるならセミコロン
の使い方でいいみたいです。

その他のルール
略語
略語は本文に5回以上登場する単語に限る
なんだったら、略語を用いる定義として、本文に用いられる回数を4回とか5回とか
しっかり定めている論文もある。

フォント
フォントにもルールがあって、MS〜は日本語用のもので、国際的にはダメ。
全角、半角の区別があるものはダメと思ってよい。
数字の範囲には、ハイフンではなく、en dash。
単位μや、α、βでは全角表示はダメ、symbolというフォントに変換する。

本日のまとめ


それがなんだ!?めんどくせー!!
みたいな感じになるのですが、

規則をきっちり守らないと
“常識知らず” “初心者” “教養のない人”
という印象になって、内容にすら目を通してもらえない。

「今日わ、まかさこんな多くの新患のかづになるなんて、予想できづ、
仕事のスケジュルーが狂ってしまった」

なんて読めないことはないし、通じないことはないんでしょうが、

抄録がこんな感じに書いてあったら、
出直してこい!!
ってなりますよね。

英語論文を読むときに、このようなルールを気にしながら読むのも
また、おもしろいかもしれませんね。