硬性コルセットにドレーンが食い込んで痛い
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朝回診に行くと、昨晩の腰椎術後の患者さんが腰が痛くてたまらないとの訴えがありました。夜間に疼痛の指示でPCAをプッシュして対応しておりました。
腰が痛いとおっしゃいますが
どうも創部ではないようです。
コルセットを外して患者さんの指差すところを見ると
ドレーンがくいこんでいます!
あわや褥瘡。。。
コルセットに食い込んで痛い、ということだったのですが、
PCAをプッシュするのではなくって、観察してほしいなと思いました。
看護師の心理は、
・指示がないのにコルセットを勝手に外してはいけない
・付けておいたら安心
・疼痛は指示通り
ということのようでした。
術後の患者さんの心理としては
・ドレーンがあることはわからなかった
・コルセットが苦しいとか、当たって痛いのはある程度仕方ない
ということでした。
もちろん、間違っているわけではありません。
しかし、、、なんとも寂しい話に感じませんか?
で、一度入院体験みたいなことでもしたらどうかな、とも思いました。
(ちなみにわたしは肘部管症候群と肺炎での入院歴&オペ歴があります(笑))
それと、これまでわたしが訓練を受けてきた施設では
腰椎術後はコルセットをつけておくのが当たり前でしたが
もしかしたら、つけない施設もあるのかな、と思った次第でした。
ただ、術後にかぎらず、コルセット装着に関しては
キャストではなく、わざわざ着脱式のものを用いているわけなので、
各勤で一回くらいはせめて皮膚にトラブルがないかどうかチェックしましょうね、
という話になりました。
@yotsuba_spineさんをフォロー

コルセットに食い込んで痛い、ということだったのですが、
PCAをプッシュするのではなくって、観察してほしいなと思いました。
看護師の心理は、
・指示がないのにコルセットを勝手に外してはいけない
・付けておいたら安心
・疼痛は指示通り
ということのようでした。
術後の患者さんの心理としては
・ドレーンがあることはわからなかった
・コルセットが苦しいとか、当たって痛いのはある程度仕方ない
ということでした。
もちろん、間違っているわけではありません。
しかし、、、なんとも寂しい話に感じませんか?
で、一度入院体験みたいなことでもしたらどうかな、とも思いました。
(ちなみにわたしは肘部管症候群と肺炎での入院歴&オペ歴があります(笑))
それと、これまでわたしが訓練を受けてきた施設では
腰椎術後はコルセットをつけておくのが当たり前でしたが
もしかしたら、つけない施設もあるのかな、と思った次第でした。
ただ、術後にかぎらず、コルセット装着に関しては
キャストではなく、わざわざ着脱式のものを用いているわけなので、
各勤で一回くらいはせめて皮膚にトラブルがないかどうかチェックしましょうね、
という話になりました。
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コメント
コメント一覧 (2)
コメント頂きまして誠にありがとうございます。わたしもかつての修行の場では、術直後からコルセットをつけていたので疑問にも思わず愚直に模倣していただけなんですよね。術直後の患者さんは不穏にでもならない限り、手術した腰を回旋させたり起き上がったりすることは通常ありませんので、もしかしたら、術直後にコルセットを巻かなくてもいいのかな?と思っていた次第です。以前ミエロのガラスシリンジのときにもご示唆いただきましたが、ts2611さんのおっしゃるように今まで当たり前と思っていたことが、やっぱり根拠がなかったりするんですよね。サポーティブな意見を頂き有難うございます。わたしも特別な根拠がなかったら術直後のコルセットを控えてみようと思いました!
コルセットの目的は?局所安静による疼痛緩和?創部を包むことによるドレーン自然抜去予防?
術直後の場合、コルセットつければ患者さんが安静にするというわけでもありませんし、痛みが和らぐわけでもありません。おそらくドレーンが抜けなくなるわけでもありません。
コルセットをすることでかえって看護師による創周囲の確認が面倒で頻繁にお願いしにくいこともあり、デメリットの方が多くなるのではと考え、当院では離床まではコルセットはしておりません。その方が術後管理も楽ですし、患者さんのコルセットおよびドレーンにまつわる訴えも減ったように思います。
いままで当たり前と思っていたことが実は根拠がなかったり、っていうのはたくさんあると思います。これからもなぜ?どうして?と考える癖を大切にしたいと思います。(特に子供達に言いたい笑)