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はじめに


脊椎固定手術にも
最小侵襲手術;minimally invasive spinal stabilization:MISt
が開発され、もう10年はたつのではないでしょうか。

このMIStの流れは、本邦においても、ますます浸透しております。

追従するようにそれぞれの業者からMISt手技器材が開発され
次々と市場に投入されております。

バージョンはさらにアップデートを重ね、
初期に使用していた、Medtronic SEXTANTの頃から
飛躍的に進歩しております。

結果、競争が非常に激しいのですね。

各社の特徴、特性について知識が追いつきません(笑)。

ただ、この市場は外資のメーカー製品で独占されている現状でした。
つまり、小柄な日本人の体型にあわせて開発されているわけはありません。

日本企業も参入


そしてついに、この外資の独占市場に日本企業も進出してきました。

日本エム・ディ・エムIBISスパイナルシステム
京セラメディカルAssocia Harpです。

嬉しい話です。

日本人の体型にあわせて開発されており
スクリューヘッドが全体的にサイズが小さく、low profileです。

そして後発しただけあって、基本的にはおいしいとこどりです。

まずIBISを使用してみました。

器材が少なく、シンプル。

これは直介Nsにとって非常に嬉しい話です。

他社に比べて負担が少なくて覚えやすいというのが
看護師さんの感想でした。

器材が少なくて済むというのは術野の清潔が保たれるということでもあります。
とても大切なことだと思います。

IBISのスクリューはダブルリードスレッドなので
刺入が早いし、椎弓根に噛み込むトルクは半端ないです。

スクリューが「キンキンキン」と唸るように入っていくので
逆に椎弓根が骨折しないか?と心配するほどです。

本日のまとめ


わたしは基本的にMISt手技での手術を行っています。
患者さんの負担ははるかに軽くなったと感じています。

日本人の体型にあった日本人向けに開発された器材があることで
ますます治療しやすくなっていくものと考えます。

次は京セラのHarpの感想を記事にしたいと思います。

がんばれ!日本企業!

★★★
MIStに関わろうとしている脊椎外科医へ。手技に関する待望のバイブルが完成です。