ブーメランケージ、T-PAL使用の備忘録
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はじめに
ようやく、といいますか、タイトルにあるように
ブーメランケージ、T-PALを使用する機会を得ました。
使用してみよう、と思って、
記事にしてからなんと半年以上経ってる・・・(笑)
「MIS-TLIFのブーメランケージの進歩」
ご指導いただいたことを備忘録としてまとめました。
透視下にコントローラブルでした
使用に二の足を踏んだ理由は、挙動がわからない不安でした。
・きちんとrimにおけるか
・正中におけるか
使用経験がないために、術中トラブルシューティングに自信がありません。
わたしのお師匠が手術の応援に来てくださり、
手ほどきしていただきました。
椎間板の操作
ラミナスプレッダーや開大位での仮固定の工夫を用いて
・前面部分と対側への十分な範囲で椎間板を郭清する
・骨性終板を十分になめらかにする
ことが大切。
ケージの打ち込み
・TLIFなのでつい外側方から斜にかまえてケージを打ち込んでしまいがちだが
そんなに斜めに意識する必要はない。
・T-PALはケージを設置する内側のツメの部分が少しbulky。
打ち込みの際に硬膜を巻き込んだり、刺激しないように十分注意が必要。
・側面透視を見ながら目指す前縁のrimに到達したら
ロックとアンロックを交互に調整しながら回転させる。
・アンロックして内側にまわしてロックして再度外側にまわしてちょっとずつ回転
・その際ロックで打ち込むとすこし前方へ
・繰り返しながら微調整していく。
本日のまとめ
ブーメランケージでもT-PALはこのように
微調整しながら進めることができる
のがよいところだそうです。
たしかにカタログをみると
Pivot mechanismとして紹介されておりました。
理解できておりませんでした。
これでブーメランの
「固いrimにおけて、前弯を作成しやすい」
というメリットを発揮できそうです!
不肖な弟子にご指導くださり、ありがとうございました!!
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コメント
コメント一覧 (2)
いつもいつも惜しみなくご指導いただき誠にありがとうございます。今週はOLIFの勉強に伺いますね!!本当にありがとうございます。
接続を外さずに動かすテクニックはcantilever techniqueと呼ぶそうです。またコネクション部がすっきりスマートなのはZimmerのZystone cageです。機会があれば一度試してみてください。